2018年6月3日日曜日

ネグロスの隠れ家的レストラン

日曜日の今日は、日本からのお客さんをお連れして、シライ市内で昼食。フィリピン人の家内が、つい最近、友達から教えてもらった、プノン・ギャリーズ・プレイス(Punong Gary's Place)という名前のレストランに行ってきました。

市の中心部から車で約15分ほど北へ。幹線道路のリザール・ストリートから、海側へ入った、対向車とすれ違えないほどの細い砂利道だけが、唯一のアクセス方法。あまり目立たない看板を見逃せば、まず辿り着けないようなロケーション。本当にここで大丈夫かいなと、少し心配になってくるぐらいのタイミングで、ようやく見つけた小さな扉が、レストランへの入り口でした。




扉を開けると、そこは、まったくの別天地。フィリピンというより、バリ島かどこかで大富豪が建てた別荘の庭園という趣。オーナーが建築家で、自ら設計を行い、娘とシェフである娘婿に経営を任せているとのこと。







ウェートレスではなく給仕長という佇まいの、なかなか知的な感じの女性スタッフに導かれてテーブルへ。完全予約制なので、ちゃんと名前を呼んでくれます。レストランに食事をしに来たのではなく、プライベートで、ランチパーティにお呼ばれしたみたい。

かなりの広さがある敷地内は、自由に散策ができて、ウェルカムドリンクを片手に、食事の用意ができるまで、好きな場所でリラックス。幸いにも雨季の中休みのような天候で、薄曇りながらも雨は降らず、暑すぎもせず。




こんな場所がネグロス島のシライにあったんですね。シライ生まれの家内もびっくり。シライっぽくないどころか、フィリピン離れしていると言っても良いぐらい。セブやボラカイなどの有名リゾートでも、これほどの洗練された場所は、ちょっとないんじゃないかと思うほど。

料理も素晴らしい。「多国籍アジア料理」と銘打たれたコースメニューは、味付けも盛り付けも、都会の高級レストランで出されてもおかしくない内容。オーナー直々に訓練したという、3人のコックが中心となって調理。





帰宅してから調べていると、地元の雇用を促進し、貧困を減らそうというオーナーの思いから、材料は専用のオーガニック農場と、裏手にある養殖池から調達されているそうです。しかも既にオープンして3年も経っている。全然知りませんでした。


これだけの雰囲気、料理、サービスだと、さぞやお値段も凄いことだろうと思いきや、一人の料金が700ペソ(約1500円)。1000ペソも出せば、地元のレストランで家族4〜5人がお腹いっぱいになることを思えば、決して安いとは言えないけれど、リーズナブルに過ぎるコストパフォーマンス。

これは病みつきになりそう。お客さんがいなくても、家族だけで時々利用したくなりました。次のタイミングは8月、息子の誕生日辺りでしょうか。早めに予約しておかなくっちゃ。


宿泊設備もあります


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