2019年9月30日月曜日

窓屋にクレーム?

裏庭に建設中のゲストハウス。最後まで残ったのが、配管と電気会社への通電申請。そして、網戸を含むアルミサッシ窓の取り付け。最初の二つは、手間がかかるのは最初から分かってました。意外にも難航しているのが窓。

依頼したのが、何回かこのブログでも投稿している、シライ市内にあるファガン・ガラス&アルミニウム。オーダーメイドが基本で、ガラスとアルミなどの金属を使った、建具全般の制作と取り付けが業務領域。






6年前の母屋建設時にも使った業者さんで、値段は張るけど品質とサービスは、フィリピンにしてはかなり良好...のはずだったんですが、どうも今回の担当者は「ハズレ」だったらしい。

材料を持って来たから、すぐにでも作業に掛かるのかと思ったら、そのまま黙って帰ってしまい、1週間以上も音沙汰なし。思い出したように来ては、ちょこちょこっと仕事して、また黙って帰る。それでも仕上がりが良ければ、文句は言わないけれど、昨日(9月29日の日曜日)は、ちょっと対応がひどかった。

まず、人が出入りできるサイズの窓用に頼んだ網戸が二つ。全面スクリーンだと、以前に作って貰った、同じ仕様の現物まで見せているのに、下半分アルミ板で塞いだものを持って来ました。すぐに対応するわけでもなく、またもや材料を持って来ただけ。

同時に修理依頼の母屋の網戸4つも、3つは一応は完了したけど、目を離した隙に、取り付けもせず、貸したコードリール(ドラム型の電気延長コード)まで屋外に放置で、またもや黙って帰宅。

今建ててるゲストハウスはともかく、住んでいる家の、しかも寝室の網戸なので、窓も開けられない。仕方がないので自分で取り付けたら、これが実に建て付けが悪く、無理したら簡単にフレームが折れてしまいました。その他にも、不具合や指示通りになっていない箇所がいくつかあって、今日は朝から気分が悪い事、この上なし。

人件費、材料費が安い職人さんではなく、ネグロスでも断トツの高額料金。これは日本人ではなく、地元の人が施主だったとしても、普通に怒るレベルですよ。よっぽど店に怒鳴り込もうかと思いましたが、それをやっても効果がどこまであるやら。血が上った頭を冷やして、ここは地元民の家内に、コンプレイン(Complain 苦情)を一任。

ちなみに、なぜか日本では、本来所有権を主張したり、損害賠償を求めたりする意味の「クレーム Claim」を、苦情全般に使ってます。でも、英語のネイティブスピーカーに、文句のつもりで「クレーム」と言っても通じません。例えば、空港の「Baggage Claim」って、荷物の苦情じゃなくて、荷物所有権を主張する場所、つまり荷物の受け取り。ましてやクレーマーなんてまったく意味不明。

とここまで書いたところで、まるで、聞こえてたんか?みたいなタイミングで、家内からの連絡を受けて、例の窓職人がやって来ました。さすがにクライアントの腹立ちを察っして、最初に「アイム・ソーリー」だったので、自制心を総動員して諭すような口調で、「ちゃんと帰る前に報告してや。頼むで。」と、関西訛りの英語でお説教。これでもだいぶキツかったかも知れませんけど。

ということで、本当は苦情など言わず、平和裡に仕事を済ませて欲しいだけなので、頼みますよ、ファガンさん。


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