出典:Soxially
本日9月15日。ついにネグロス島の我が街シライに、フィリピンで最も人気の高い外食チェーンのジョリビーがオープンしました。
フィリピンに住んでいたり、頻繁に渡航する人なら説明するまでもない、フィリピン人のジョリビー好き。マクドナルドやケンタッキーフライドチキンと、それほど大差がないようなメニューに、これまた他チェーンと同じような店舗。強いて言えば、いかにも地元受けしそうな、極甘トマトソースのスパゲティが特徴。
日本人の感覚からすれば、一体何がそんなにいいのかと、首を傾げたくなります。ところが、こちらでは老いも若きも男女を問わず、ファンが多い。1975年、マニラ首都圏のケソン市内に、アイスクリーム店として商売を始めたジョリビー。
その後、フィリピン人のテーストに合わせて、ご飯メニューに、サンドイッチやハンバーガー、フライドチキンなど、野放図と言ってもいいぐらいに、提供する食事の幅を広げ、今では国内外合わせて1200店舗以上。圧倒的な集客力を誇ります。
そんなジョリビーなので、まだシライに進出していなかったのが不思議なくらい。ご当地生まれの家内によると、シライの地主たちはファーストフード嫌い。また、商業施設として土地を売ることに難色を示す人も多いんだとか。そのため、シライ市内にある、全国チェーンの飲食店と言えば、チキンバーベキューで有名なマン・イナサル(Mang Inasal)と、アイスクリーム/フライドポテト限定の小さなマクドナルドぐらい。
流れが変わったのは、2015年のセーブ・モア(フィリピン最大手のスーパーマーケット)のオープンから。その後、郊外にアミューズメントパークの誘致が決まったり、リゾート開発が始まったり。極め付けが今年3月、シライ初のショッピングモール、ガイサノの開店。今日オープンしたジョリビーは、そのガイサノ内テナントの一つ。
ということで、早速行ってきました、ジョリビー・シライ。まだ「ソフト・オープン」のはずが、店舗は完全に出来上がっているし、ぱっと見たところ、メニューも限定なしのフルサービス。予想通り、店内に入りきれないほどのお客さんで、ごった返していました。
さらに、週末でも閑散としている、ガイサイのスーパーや他の店舗が、見違えるほどの盛況ぶり。もうジョリビー効果とでも呼ぶしかない。すごいですね。
これほどの人気に加えて、プロモーションも怠りなし。シライ市内の名所・旧跡をジョリビーのキャラクターが歩き回り、新店舗に案内するという、シライノン(シライ市民)なら、思わず微笑んでしまうようなビデオが、フェイスブックに投稿されてました。
まぁ正直に言うと、静かでのんびりした田舎町の風情が、ここ数年で徐々に失われている感じがしないでもない。これも時代の流れなんでしょうね。
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