裏庭のゲストハウス新築は、工事も完全に終了し、最盛期には大工さん7名、配管兼溶接工1名、配線2名の10名体勢だったのが、先週からは4名に。作業は6年前に建てた母屋のリノベです。
以前にも少し触れましたが、リノベの内容は、1)母屋とゲストハウス間の屋根新設、2)古くなった東屋の建て替え、3)発電機の移設、4)庭の植物伐採と砂利の敷き詰め、5)洗濯機周りの改造、6)壁の再塗装。
今日(11月18日)時点で残っているのは、6)壁の再塗装のみ。先週末には1)〜5)がすべて終了。特に、3)の発電機の移設は、ずいぶん前から気になっていた案件なので、ホッとしております。
以前の設置場所の何が問題だったのかというと、騒音と排気ガスがひどかったこと。発電用のエンジンなんて、日本では見たことも触ったこともなく、運転時の状況がほとんどイメージできていないまま、適当に設置したのが間違いの元。
台所の窓から手が届く距離に置いたもんだから、停電時に料理する時、窓を全部閉め切らないと、喧しいし排気ガスは煙たい。年中真夏みたいなネグロス島でこれをやったら、もう汗だく。
音はともかく、排気ガスを外に出す排気管ぐらい付けるべきでした。と気付いて、大工さんに排水用の樹脂パイプでマフラーを作ってもらったら、一撃で溶けちゃった。我ながら、エンジンなどメカニックに関する知識の無さ加減には情けない思い。
一応、発電機の周囲には、母屋建設時の余った金属材で屋根の囲いはしたものの、雨は防げても、騒音はダダ漏れ。この状態で4年、ついに前回の失敗を是正する機会に恵まれたというわけです。
新しい設置場所は、元の位置から2メートルほどしか離れてませんが、今回は敷地の角を利用して、フェンスの外に凸形状に設けることに。壁には穴を開け、ここを内側から扉で完全に塞げるようにして、音漏れが最小限。マフラーも金属パイプで作ります。
左が新規、右側が旧設置場所
敷地の外から見たところ
昔の公衆便所みたい
出来上がったのが、先週の金曜日。配線工のサルディにも来てもらい、ケーブルの延長も終ての試運転。
ちょっとした工夫でもやってみるものですね。もちろんそれなりに騒音はしますが、以前に比べると格段にマシ。排気ガスは、エンジン起動時には多少の煙は出ても、その後は全部敷地外へ排出。
日本に比べると停電が頻繁で、自宅に発電機を備えている世帯が一定数あるフィリピン・ネグロス島。こうした設置ノウハウも確立されてると思うんですが、大工さんなら誰でも知っているというほどでもないらしい。
ということで、ゲストハウスには
最初から発電機小屋完備
まだ中身は空っぽですが
フィリピンでの家作りも、今回で2回目。発電機関係に限らず、まったくの最初と2回目では結果に雲泥の差がでます。何事も経験は大切だと実感した次第。私は日本で、建築や建設の専門職にあったわけではありませんが、今、日本人のどなたかが、フィリピンで一戸建ての家を建てたいと尋ねてきたら、かなり的確なコンサルタントをする自信があります。
何でしたら、間取りのデザインやインテリアコーディネイトも、良心的な価格でさせて頂きますよ。このブログはフェイスブックでもホームページがありますので、よろしければ、そちらにメッセージください。
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