2020年9月25日金曜日

プチお引っ越し

 二週間前に投稿した、喧しいお向かいさん。その後、態度を改める気配もなく、深夜に酒飲んで大騒ぎ。昼間なら、フィリピンのことなので仕方がないと思えても、日付が変わっても、叫声を上げ続けるのは、ちょっと何とかならないものか。

家内に頼んで、宅地の管理事務所から苦情を言ってもらったはずなんだけど、何も変わらないので、今度は、宅地内のオーナーズ・アソシエーション(自治会みたいなもの)の会長さんにレターを書いて、仲に入ってもらうことに。

私が一人で住んでたら、速攻で怒鳴り込んで大喧嘩して、その都度、自家用車のクラクションでも鳴らし倒すところですが、隣と派手に揉めるのは、家内が絶対に反対。無理に我を通したら、家庭内不和になってしまうので、やっぱり地元のことは、地元生まれの家内に任せるしかありません。

とは言うものの、ただ隣の騒音に我慢してるだけでは、ストレスが溜まって仕方がない。最近は、静かな時でも、また騒ぎ始めるんじゃないかと、神経質になってます。これは良くない兆候ですね。

そこで、一計を案じて、先方が変わるのを期待せず、こっちが引っ越そうと思い立った次第。引っ越すと言っても、別に近所の借家を...じゃなくて、昨年建てた、裏のゲストハウスに、私の書斎と寝室を移すだけ。やや大げさな家具の模様替えみたいなもの。

元々の私の書斎は、ちょうどお向かいさんに面した場所。2階なので遮蔽物がなく、一番喧しいロケーション。部屋を移そうとしているゲストハウスは、偶然にも、喧しい家とは母屋を挟んだ反対側。周囲はまだ空きロットで、夜間などまったくの静寂そのもの。

しかも、ここ半年のコロナ騒ぎで、日本からどころか、隣街のバコロドに住む親戚さえ来ることができません。空き家のまま放置していても仕方がない。

思い立ったが吉日で、メイドのライラに手伝ってもらって、書斎の大きなデスクと、付随する小さな家具何点かを、ゲストハウスのマスターベッドルームへ。半日ががりのプチお引っ越しとなりました。



引っ越し後の夜は、何ヶ月ぶりかに心の平和を取り戻した感じ。窓を開け放して風が通っても、酔っ払いの騒ぎを気にすることもない。騒音のこと自体が、意識の中からきれいに消失しました。これなら、もっと早く引っ越していれば良かったと思うぐらい。

さらに、日本風に言うと2LDKのマンション一室を独占しているようなもの。ベッドや食卓はもちろん、冷蔵庫に電子レンジ、コーヒーメーカーなどなど、やろうと思えば、問題なく自炊もできる。実に快適。

だからと言って、家族のための食事作りを放棄したのではありません。ちゃんと母屋の台所で調理して、ダイニングで家族一緒の食事は今まで通り。昼下がりには、家内とミリエンダ(おやつ)を楽しんだり。気が向けば、ゲストハウスで夕食後のお茶なども。

熱々の新婚さんでもないし、同じ敷地内に住んでいて、少しだけ夫婦間の距離を保つのも、意外といいかも知れません。



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