前回の、我が家のゲストハウスだけ、朝起きたら停電してたお話の続報です。
当初はCENECO(ネグロス中央電力)の問題なのか、こちらの敷地内での不具合かが分からず、CENECOと電気屋のサルディーの両方に連絡をしました。というのも、数軒だけ送電が止まる事故が、時々あるんですよね。
広い範囲で停電になれば、黙っていてもCENECOのスタッフが動くのですが、この手の局所的ブラウンアウトの場合は、当事者が連絡しないと放置されるだけ。
さて、日頃は忙し過ぎて、なかなか電話にも出てくれないサルディーが、ラッキーにもこの日は一発で繋がって、午前中に来てくれました。ただ、他の現場に行く途中で時間が無かったのと、断線箇所を調べるためのチェッカーを持ってきてなかったので、下見だけして出直し。
そして翌日、約束通りに来てくれたサルディーがまず疑ったのが、電柱から家に電線を引き込むボックス内のヒューズ。さすが(フィリピンにしては)腕のいい電気屋サルディー、勘が当たって、案の定ヒューズが切れてました。
これで終わればメデタシメデタシ...とはやっぱり行かず、敷地内のどこかでショートしているらしい。その証拠に、メインスイッチを入れるとオーバーロードで落ちるし、発電機始動しても同様にブレーカーがダウン。
そこから場所の特定までが数時間。
2LDKのさほど大きくもないゲストハウスとは言え、コンセントを一つづつ全部開けて点検し、さらには天井裏の配線もすべて確認。そして最後に辿り着いたのが、庭のバンブーハウス。
その屋根が古くなって屋根材の茅(かや)がズレて、ここ数ヶ月は盛大に雨漏りしているバンブーハウス。実はのその中にも照明を入れていて、それに付随するコンセントに浸水してショートしていたことが発覚。
別にケチって、雨漏りをそのままにしていたわけではありません。もう何度も、バンブーハウスを購入した竹屋さんに連絡していたものの、なぜか茅が入荷しないとのこと。雨が多過ぎて、茅が不作だったのかなぁ?
結局、しばらく屋根修理の見込みも立たないので、バンブーハウスの配線はシャットダウンすることにしました。
それにしても、考えてみれば危ない話。フィリピンで火災が多いのは、こういう原因もあるんでしょうね。我が家の場合、ちゃんとライセンスを持っているサルディに一任して、ヒューズやブレーカーは然るべき場所にキチンと設置。
そんなの当たり前、と言われるかも知れませんけど、意外と雑な配線が多いフィリピン。盗電目的で、素人が適当に配線したりする。昨年末の台風で、多数の電柱が強風で倒れて、電力会社による復旧工事の際に、隣家から電気を盗んでたのがあちこちでバレて、大揉めになったりしたらしい。
今回の場合、煎じ詰めれば、たった一個のヒューズが火災の危険を未然に防いだとも言えます。サルディーが交換したヒューズは、わずか代金50ペソ。(百数十円)やっぱり家を建てるなら、マトモな電気屋さんに頼まないと、恐ろしいことになります。
ということで、お昼前には完全復旧で、前日に母屋に避難させていたパソコン関連や寝具一式をお引越し。やれやれ。
...と、それで済まないのがフィリピン。昼食を済ませてのんびりしてたら、今度はCENECOが送電を止めてくれました。ここシライ市の隣のタリサイやビクトリアス、マナプラを含んだ広域停電が7時間。もう勘弁してくれ〜。
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