昨日4月25日(2022年)は、私たち夫婦の24回目の結婚記念日でした。
「あの日も朝から真夏の日差しが照りつけて...」なんて書き出すと、まるで終戦記念日みたいだし、「また、4月25日が巡ってきました...」では、17年前に私の実家である尼崎での鉄道事故を思い出してしまいます。
実際、フィリピンでこの時期は乾季の暑さ真っ盛りだし、あの悲惨な事故は、偶然この日だったんですよね。
何回かこのブログでも書いたように、真夏の結婚式になったのは、当時、日本のサラリーマンだった私には、まとまった休みが取れるのが盆暮とゴールデンウィークしかなく、さすがに8月までは待てず、ゴールデンウィークの前に年休をくっつけての日程。
披露宴はホテルだったので、それほどではなかったものの、挙式は西ネグロスの州都バコロド市内の古いカテドラル。当然冷房は無く、カトリックの本格的なミサは、たっぷり1時間。緊張してたので、暑さでツラかったという記憶はないですが、日本から黒の礼服で参加してくれた、両親と二人の弟には、悪いことをしました。
フィリピンの慣習として、花嫁以外の女性が白いドレスを着てもいいし、襟があるシャツとスラックスで十分礼装になるので、知ってればそう伝えたんですけどね。
さて今までは、特にお客さんを招いてのパーティはやったことがなく、せいぜい、ちょっと贅沢なレストランで食事をする程度。大抵は、ケーキと花を用意するぐらいで済ませてきました。ところが来年は、25周年の銀婚式。
銀が過ぎると、5年毎に、真珠・珊瑚・ルビー・サファイアと続いて、50年目が金婚式。金婚式の頃には、私が85歳で、家内が82歳という勘定になるものの、これはちょっと難しいかも。銀婚式は少しは奮発して、ホテルの宴会場を借りてパァ〜っと行こうかと企んでおります。
昨日は至極質素に、小さなケーキを二つ買ってきて、私は、フィリピンのお祝いの定番スパゲティを作り、家内には近所の宅配ピザの手配を頼んだ次第。これを夕食にありがたくいただいて、ついでにメイドのライラにもお裾分け。
ちなみにケーキを買ったのは、約四半世紀前、家内と初めてデートした、バコロド市内の地元では有名なカフェ・レストランのボブズ(Bob's)。今でこそ、甘過ぎず日本人が食べても美味しいケーキは、ネグロスでも普通に出回っていますが、当時は、上品な甘さを味わえる貴重なお店でした。
ということで簡素ながら、それなりに思い出に浸って、良い記念日を迎えることができました。
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