2022年4月8日金曜日

乾季なのに洪水、しかも停電

 ほんとに何とかなりませんかねぇ、洪水と停電。

マニラやセブなどの大都市では、1980年代とかに比べればずいぶんと停電は減ったそうですが、私が住むネグロスのネグロス中央電力管内では、1ヶ月に1度は半日計画停電だったり、数時間にも及ぶ計画外停電も多い。

洪水に関しては、フィリピン全土で年に何回も大被害。もうすぐ任期の終わるドゥテルテ大統領がぶち上げた「ビルド・ビルド・ビルド」キャンペーンで、鉄道や道路、橋などがガンガン建設されて、大物ではネグロスと隣島パナイ、セブを橋で陸続きにする計画も進行しているそうです。

ところが堤防作るとか、大規模排水溝敷設といった治水のビルドの話は、あんまり聞こえてきません。シライ市では、あからさまな選挙対策で、3選目を狙う現市長のマーク・ゴレツ氏の旗振りで、新市庁舎が起工したばかり。そんな金があるんなら、ちょっと降っただけで水浸しになる住宅地のための、治水工事をすればいいのに。

そして変なのが今年の乾季。

例年フィリピンでは、3月の終わりから4月にかけて、日本で言うところの「梅雨明け」の如く「乾季入り」が宣言されます。今年も順調に乾季が訪れて、コロナの規制も緩くなってきたのと合わせて、3年ぶりにバカンスシーズンかと喜んでたら、まさかの長雨。


雨雲のかかり方がどう見ても雨季

この時期には来ないはずの台風(まだ熱帯低気圧)が、フィリピンの東海上にあって、まだ距離はあるのに、まるで強力なダイナモのように、大量の雨雲を南部のミンダナオや、ネグロスを含むビサヤ諸島に送り続けています。

そのお陰で、もう丸三日も降ったり止んだり、時折雷をともなって叩きつけるような豪雨。すでにミンダナオやレイテの一部では洪水や土砂崩れの被害が出ているそうで、昨夜の大雨で、我が家の前の道路も冠水。さらに厄介なことに、朝起きたら停電。

いつもと勝手が違うのは、この停電が超ローカル...というか、現在私が寝起きしているゲストハウスだけ電気が止まってしまいました。

自宅を建てた時に配線を担当してくれた電気屋のサルディに見てもらったところ、どうやら送電の問題ではなく、敷地内のどこかで接触不良が起こっている模様。超多忙なサルディくんは、4件の仕事を掛け持ち中だそうで、明日、ちゃんと工具を揃えて出直しますとのこと。

なので、復旧は早くても24時間先になってしまい、仕方がないので、パソコンやらベッドだけ母屋の書斎に戻して、そこでこのブログを執筆している次第。


ということで、毎度のことながら、フィリピンの貧弱なインフラに対する愚痴ブログになってしまいました。



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