2022年8月9日火曜日

彼氏同伴で一週間宿泊

 このブログでも時々触れているように、あと2ヶ月足らずで、私は還暦を迎えます。ただでさえ、ええ歳の大人でも誕生日パーティは欠かさないフィリピン。やっぱり節目には多少なりとも気合の入れたパーティはしようかと思って、いろいろと計画中の最近。

結婚式ほどではないし、日本の家族や親戚を呼ぶのは無理なので、結局のところ家内の親戚や友達をメインに招待ことになりました。そうなると、いつもは感覚的に、平均的な日本人とあまり変わらない家内も、DNAに刷り込まれたお祭り大好きフィリピン気質が湧き上がるのか「私に任せて!」と、率先して準備を進めてます。

とは言っても何百人とかのレベルではなく、せいぜい30〜40人ぐらいでしょうか。ネグロス在住の親戚がざっと半分で、家内のフィリピン大学研究員時代の同僚が1/4、多くは隣島パナイにいます。そして残りは、マニラなど飛行機でないと来れないような遠隔地。

そのマニラに住んでいる「あの」美女揃いの従妹たち、オフィレニア・ファイブ・シスターズが来てくれることになりました。


昨年描いた、5人姉妹の似顔絵イラスト

この5人は、7年前に亡くなった家内の叔父、パパ・ボーイの娘たちで、上の2人、ディアンとドリセルは生まれも育ちもマニラ。下の3人、ダリア、ミニー、ダリルは、パパ・ボーイが心臓発作で急逝するまでは、ここシライで育ちました。

当初は、飛行機代も高いし、シライ所縁の下三人だけが来るかもと言ってたのが、急転直下で5人全員が来ることに。さらに私の予想の遥か斜め上を行く展開で、すでに子持ちの長女ディアンが二人の幼い子供を連れて、合計7名。何と一週間も、我が家に滞在したいと言い出しました。

そこまでならば、多少の戸惑いはあっても「まぁ、しょうがないか」てなものなんですが、驚くことに、ダリアとミニーがそれぞれの彼氏を同伴したいとの希望。ちょっと待ってぇな。

いくら子供が一緒とは言え、7名ですでに我が家のゲストハウスは満杯状態。そもそもベッドが5つしかありません。さらに追加でオっさん二人は、スペース的に無理。何よりも、夫婦でもない男女を、親戚である私が「はいそうですか」と宿泊許可をするわけにいかないでしょう。案の定それを聞いた家内が、軽くキレました。

まぁ、ダリアもミニーも、最近大学を卒業した大人の女性。誰と付き合おうが外泊しようが、親でもない私や家内が、口出しすることではありません。しかし、タダで一週間、彼氏同伴で泊めてほしいって、それは厚かましすぎないかぃ? ラブホテルじゃないんだから。

念の為に書いておきますと、これはフィリピンでもかなり非常識な話。風俗関係からフィリピンに関わった日本人にはピンとこないかも知れませんが、カトリック・プロテスタント合わせると、国民の約9割がクリスチャン。少なくとも、ここまで堂々と「婚前交渉してます」みたいな振る舞いは、日本以上に白眼視されます。

言わでもがなのことを書き加えますと、フェイスブックを通じて顔だけは知ってる、その彼氏二人。両方とも美男でもなければ、頼れる感じでもない。選りに選ってなぜこの男?と思うような佇まい。すみません、それこそ大きなお世話ですね。

さらに腹立たしいのは、そういった言いにくいことを、全部末っ子で17歳(息子と同い歳!)のダリルからのメッセージで言わせているところ。可愛らしいし、なかなか頭の良いダリルなので、鼻の下伸ばした日本人の爺さんにはちょうどいいと、スポークス・パーソンにされているみたい。つい最近も、頼まれもしないのに似顔絵イラスト描いてあげたしなぁ。

ということで、さすがの美女に弱い私も「申し訳ないけど、まだ家族になってない人は、受け入れられません」と、英語で拒否。ダリルの返事は「Understandable」。それはそうですよねぇ、とでも訳しましょうか。これは分かった上でダメ元で頼んでるな。


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