我が家のメイド、ライラおばさんが我が家で働くようになってから、この7月で丸4年。ゲストハウス建てたり、コロナ禍があったりと、私と家族にとっては、かなり激動の4年間を共にしてくれたライラから、先週の金曜日、メイドを辞めたいとの意思表示がありました。
ネグロス島の自宅が完成して以来の8年、途中で数ヶ月ほどの空白期間はあったものの、合計5人のメイドさんに働いてもらった中で、最年長のライラ。私よりちょうど干支一回り若く、今年で48歳になります。
ライラによると、この数ヶ月ぐらい体調がすぐれず、昼間の暑い時間帯に家内の弁当配達や、市場への買い物がツラくなってきたとのこと。実はそれだけでなく、アレルギー持ちなので、サトウキビの焼畑シーズンには決まって咳がひどくなるし、暑過ぎると頭痛。雨が続くと右膝が痛む。年齢的に更年期障害もあるんでしょうねぇ、確かにここ最近は、側から見てても疲れ気味でした。
そしてどうやら決定打となったのが、息子さんの就職。ライラが無理しなくても、収入の目処が立ったようです。
ライラは旦那さんと別れて、二人の男の子を育てるシングルマザー。就職したというのが上の子で、下の子は私の息子と同い歳の17歳。我が家に来る前は、クウェートでの海外出稼ぎを経験した苦労人。まだ引退には早いけど、実年齢以上に老け込んで見えるライラは、10歳上の家内の方が遥かに若く見えるほど。
ライラにはたいへん失礼ながら、40年近く前に亡くなった、私の祖母を思い出してしまいます。戦中・戦後に子育てで苦労したところは、似てなくもない。
ちなみに今までのメイドさんは、高校卒業してすぐ、みたいな人がほとんど。カトリーナ、アミー、ジャジャの3人がティーンエイジャーで、年嵩のネルジーでさえ20代の半ば。たった4日でギブアップしたジャジャ以外は、みんな長期休暇で実家に戻って、そのまま逃げてしまうパターン。
ライラは、10月までは働くそうで、それまでに次の人を探しますと言ってくれてます。後のことを考える辺りは、さすがに経験豊富なベテラン・メイド。ただ、週明けの月曜日以来、また体調崩したのか、無断欠勤が続いてはおりますが。
ということで、ライラだけに頼るのも少々危ないので、週一でマッサージに来てくれてる、ラケル(こちらもライラと同世代)に「ライラ辞めちゃうので、親戚か友達で、誰かメイドさんやってくれる人いない?」と訊いてみました。
ライラの住むギンハララン地区同様、ラケルの地元ランタッドの住民は、あまり裕福ではありません。おそらくメイド業で生計を立てる人も多いらしく、サラリーは? 子持ちだと通いになるよ? 交通費は出る?...などなど、すごく具体的な確認事項が、立板に水の如く。
今までの経験から、ティーンエイジャーとか若すぎる人はノーサンキューで、明るくてお喋りな人が希望、ついでに美人すぎるとカミさんが許してくれないと言ったら「じゃ、私みたいな人がいいんですね!ガハハハ」だそうです。
さて、通算6人目のメイドさんは、どんな人になるでしょうか。乞うご期待。
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