2022年8月19日金曜日

引き継ぎできないフィリピンのメイド

 前回の投稿でも少し触れましたが、4年間我が家で働いてくれたメイドのライラおばさんが、どうやら辞めてしまったようです。「ようです」というのは、無断欠勤が今日で丸2週間。「身体がキツいので、10月までで辞めさせてもらいます。」と宣言したのはいいけれど、結局それが最後でフェードアウト。

フィリピン移住後、メイド雇い始めてもう10年目。ライラが5人目で、辞める時っていつも後味が悪いパターンばかり。働き始めて四日で「私には無理です」って辞めたジャジャの除くと、最初のカトリーナは無断外泊多過ぎで、家内が解雇。アミーとネルジーは、クリスマスやイースターの長期休暇明けにそのまま戻らず。

ベテランのライラは、ちゃんと2ヶ月も前に意思表示して、後任者に仕事の引き継ぎを済ませて、きれいに辞めてくれるのかと期待したんですが、やっぱりダメでした。

つい先日、フィリピンで人を雇うのなら、大卒でないと使い物にならないと自分で書いた通り、やっぱり高等教育を受けてない人って、肝心なところで社会人としての訓練ができてないんでしょうねぇ。当然ながら、これは人柄とは無関係で、我が家の歴代メイドは5人とも真面目だったし、怠けたり盗んだりといった悪癖は皆無。さらに言うと、教育機会を逸したのは、本人の責任ではありません。

ただ、雇い主の立場で守ってほしいのが「辞める / 休むなら連絡する」。ほんとこれだけなんですけど、それができない。まぁ、気持ちは分からないでもない。日本でサラリーマンやってた頃は、ちゃんと理由があっての欠勤でも、上司に連絡するのは気が重かったのは事実。

それにしても、無理な仕事をやらせたり、厳しい言葉で叱咤したことなんてないのに、私ってそんなに難しいボスなんでしょうか? これでもずいぶん気を遣ってるつもりなんですけど。

私としては、こうも不義理な去り方されると、とにかく残念でならない。一応は「次の人を探します」と言ってたライラなので、もう一回連絡してみようかと家内に提案したら「もう顔も見たくない」とご立腹。あ〜あ、フィリピンで主婦を怒らせたら、もう絶望ですね。仮にライラが戻ってきても、敷地にも入れてさせないでしょう。

こうなると、6人目のメイドさん探しに注力するしかありません。

最初に聞いてみた、マッサージ・セラピストのラケルおばさん。気合いを入れて探してくれたんですが、当てにしていた奥さん友達が、学校再開のために皆さん多忙でダメ。今のところ、家内の高校以来の友人で、ライラとも付き合いのあった隣人のナンシーと、私の家庭教師のバンビ&エイプリルに依頼中。

それだけでは心許ないので、我が家の修理をやってくれてる大工のリーボイにも打診することに。ちなみにライラは、別の大工さんからの紹介でした。

ということで、メイドの需要はたくさんあるのに、なぜかメイド・エージェンシーが存在しない、ネグロス島シライ市。こうなると頼れるのは、友人・知人・親戚の口コミネットワークのみ。早く次の人が見つかってほしいものです。


我が家の歴代メイドさん


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