2023年5月11日木曜日

治らぬ風邪の後遺症

 先月(2023年4月)の中頃にセブに出かけて、帰りに風邪を引いてからもう4週間近く。風邪そのものは、それほどひどくもなく、熱は一晩熟睡で治ったものの、それからずっと後遺症が続いてます。と書くと、何やらたいへんなようですが、朝晩限定の軽い咳と嗅覚が鈍くなったこと。ただ、今の私の生活にはとても重要な二つ、歌唱と料理に影響するので少々困っております。

歌に関しては、おそらく無理して歌えばボイストレーニングもこなせるんでしょうけど、一度喉を痛めたことがあり、その時はずいぶん長いこと高音が出なくなってしまいました。それ以来、喉の調子には神経質に。結局のところ、歌い過ぎにしろ風邪が原因にしろ、喉の復調に効果があるのは、喉を休めることがベスト。つまり、全然歌ってないんですよね。

一応、家内に買ってきてもらったシロップタイプの咳止めを飲んでみました。多分日本の咳止めと同じ成分で、眠気と頻尿の副作用。咳止めや風邪薬って、成分のコデインの依存症が問題になったりしてるし、3本服用してまったく効果が見られないので、今は飲むのを止めてます。

そして嗅覚。食べ物が味気なくなるだけでなく、毎日の料理担当の私。味見をしてもイマイチ味が分からないので、料理そのものの楽しさも半減。ただ当初は、まったく匂いがしない時期もあったものの、今ではかなり戻っているのが救い。近所の焚き火の焦げ臭さや生ごみなどの悪臭も感じちゃいますけど。

ここで気になるのが、コロナの疑い。知り合いのSNSでの投稿や、ネット記事で目にする長く続くコロナ後遺症。典型的なコロナの症状で、嗅覚がダメになるってのも広く流布されてましたね。もちろん一般に言われるコロナの後遺症って、そんな生やさしいものではないらしく、ちょっと調べてみても、咳や味覚障害だけでなく、倦怠感、筋肉痛、脱毛、記憶障害、集中力低下、頭痛、抑鬱、睡眠障害...。これでは日常生活にも支障を来たします。

そもそも熱が出た時でも、今までの風邪と同じ程度の症状。医者が言う軽症でも、人生で最も辛かったとなるそうですから、仮にコロナだったとしても、ほとんど無症状に近いぐらい。まぁブースター含めて3回、アストラゼネカを接種したお陰なのかも知れません。

実は移住してから、風邪引きの後に何度かしつこい咳や鼻詰まりが続いたことがありました。そんな時に近所の診療所に行けば、抗生物質を処方されるのが常。これが霊験あらたかなほどに効くんですよ。効き過ぎて怖いぐらいに。

でも、あんまり多用するのも良くないのが抗生物質。有名なのが結核治療に使うケースですが、下手な使い方をすると耐性菌ができてしまい、かなりヤバいことになったりするらしい。

正直に言って、抗生物質の件だけでなく、地元の診療所ってできれば行きたくないんですよね。タイミングが悪いと何時間も待たされるし、冗談じゃなしに結核患者も多い。病気の治療に行って、待ち合いスペースで他の感染症を移されそうで、気が気ではありません。

ちなみに私の住むシライの診療所は、各科のドクターが個室を構えた小規模なもの。オバちゃん看護師一人がいる受付と待ち合いは、屋根はあるものの周囲に壁がない、半分屋外のような場所。年中夏だし風通しも良いので、これはこれで十分な設備です。

ということで来週には丸1ヶ月が経過。これで治らなければ、重い腰をあげてドクターに診察してもらうしかなさそうです。


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