2018年2月22日木曜日

英語留学生のホームステイ


今年の初め頃に投稿した、近所の日本人向け英語学校「アクティ・ラボ」。まだ開校してから半年弱ながら、生徒さんは途切れず、順調なスタートを切ったようです。同じネグロス島で、バコロドやドゥマゲテでは、何年か前から、主に韓国資本の英語学校が相次いてオープンして、留学生もかなりの数。マニラやセブに比べると、物価も安いし治安も良いことが売り。年々競争が激化しています。

人口50万都市の州都バコロドよりも、物価や治安で、さらにアドバンテージがある、ここシライ市。遊ぶ場所があまりないのも、学習に集中できる環境と言えます。バコロドへはトライシクルとバスで30分程度の距離なので、週末だけ観光モードすることも可能。この場所に目をつけた、アクティ・ラボの若き二人の経営者は、なかなか慧眼の持ち主。

同じ日本人ということで、私も昨年末からいろいろと協力しているアクティ・ラボ。また、シライ市の教育員会に相当する DepED / Department of Education(ディプエデ)に、家内が勤めていることもあり、家内を通じて学校の正式な許可取得の橋渡しをしたり、市内の高校生との交流プログラムをお手伝いしたり。

そして2週間前から、日本人留学生を、我が家のゲストルームに受け入れる、ホストファミリーみたいなことを始めました。日本人同士だし、3度の食事は学校で用意してくれるので、ホームスティと言うのも少々大げさですが、1ヶ月も同じ家で寝泊まりするので、やはり家族に準じる対応。

学校にも宿泊できる部屋はあるものの、二段ベッドを並べた相部屋。今回の人は個室要望なので、一部屋貸してもらえませんかと、アクティ・ラボさんからオファーがありました。もちろんボランティアではなく、光熱費プラスα程度の謝礼が条件。どんな人が来るか分からないので、最初は迷いもありました。結局、家内もOKだと言うし、何とかなるだろうと、受け入れ決定。

2週間前の木曜日、深夜のフライトでシライに到着したのは、30歳を少し過ぎた女性の方。本職はパティシエ(菓子職人)さん。礼儀正しくてフレンドリーな人でほっとしました。

せっかく英語の勉強に来たのだから、私はあまり喋らず、家内と息子に英語で対応してもらおうか、と話していたけれど、実際には朝から夕方までずっと英語漬けなので、部屋に戻ってからは日本語が話したいとご所望。これまた安堵。

元々、一組ぐらいのお客さんは長逗留ができるようにと、日本の押入れのような大きなクローゼットを設置した八畳間ぐらいの客間。私たち夫婦のものとは別に、シャワー・トイレもあります。掃除と洗濯はメイドのネルジーに頼めるし、ホテル並みとまではいかなくても、そこそこ快適に過ごせる環境。

いつもはメイド部屋(贅沢!)に使っている客間。チェックイン当日の昼間に、模様替えと大掃除。仕事から帰った家内はそれを見て、私が住みたいなぁ、とボソリ。



ホームステイが始まって数日後、まさかの台風直撃なんてアクシデントもありましたが、幸い大事には至らず。ここ1週間ぐらいは、すっかり天候も安定して、連日爽やかな初夏のような陽気。雨さえ降らなければ、我が家からアクティ・ラボまでは徒歩10分。夜でも警備員が常駐する宅地内なので、よほど遅くならなければ大丈夫です。

それにしても移住前は、シライに日本人がいることすら期待してなかったのに、自宅で初対面の日本人留学生の受け入れるなんて、まったく想像もしませんでした。実は、我が家の当初プランでは、もう一部屋ベッドルームの予定が。

結局家内の親は同居しなくなり、建築費の高騰もあって、スケールダウン。今思えば、無理してでもプラン通りにした方が良かったのかも知れませんね。


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