2018年1月5日金曜日

机に座らない英語学校


座るのは、机やなくて椅子じゃ〜、などという関西風のアホなツッコミはさて置き。唐突に何のことかといいますと、昨年10月に、私たちの住むネグロス島シライ市内、それも我が家から徒歩で10分程度の場所に、シライ史上初の日本人向け英語学校がオープンしました。その学校「アクティ・ラボ」のキャッチフレーズが「机に座らない英語学校」。

正確には、オープンしてました、というべきか。こんなに近くで、日本人が経営している学校なのに、私が知ったのが昨年(2017年)の年末。たまたま友達になった日本人女性からの紹介で、その二人の経営者とお会いしたという次第。

経営者と言っても、フィリピン女性と結婚して現地でビジネスを始めた、中高年日本男性という、ありがちなパターンではなく、二十代の男女がシライで起業。もうずいぶん長くネグロス島に関わっている私ですが、こういうのは、初めて聞きましたね。

紹介をいただいた日本人女性(この方も二十代)を含めて、みなさん西ネグロスの州都バコロドでの英語留学がきっかけで、ネグロスに縁ができた人たち。若き日本人経営者のユーキくんとサヨさんは、学生からいきなりフィリピンではなく、日本で社会人経験も積まれていて、礼儀も言葉遣いもきちんとしている。

またフィリピン初心者でもなく、かれこれ2年ほど、こちらで苦労されているとか。5年前に私が同じようなトラブルに遭っていたこともあり、初対面から、すっかり意気投合してしまいました。

ということで、早速その学校にお邪魔しました。場所は本当に我が家の至近距離。掘り出し物の、結構な広さの住宅を、学校に改装して使ってます。部屋数を増やすために、せっかくの敷地を小部屋に分割してしまうケースが多いフィリピンの賃貸物件。その中では、かなり珍しい、リビング・ダイニングが一体になった、風通しがよく明るい間取りが印象的。

そのリビングの真ん中には、この学校の教え方を象徴するように、背もたれのない大きなソファが、で〜んと鎮座。確かにこの設えなら、丸一日、生徒を屋内に閉じ込めてひたすら座学、という感じではないですね。

実際の授業も、1日のうち半分はフィリピン人教師とマンツーマンで、残りは外に出て、実践的に英語を学ぶスタイル。学校ではなく、社会人になってからの海外出張でビジネス英語(やや怪しいレベルですが)を身につけた私には、その効用はよく分かります。間違えたり失敗したりで学んだ言葉って、何年経っても忘れないもの。

すでに最初の卒業生は送り出したアクティ・ラボ。ユーキくんとサヨさんのお人柄や、学校の運営方針にも好感が持てます。学外活動や、たまに日本食を用意してのパーティなど、微力ながらもお手伝いをしたい。

これから実践的な英会話を学びたいという人は、是非、ネグロス島のシライへお越しくださいませ。(こんなセリフをこのブログで書ける日が来るとは、思いませんでした。)


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