2022年11月15日火曜日

ぎっくり腰こわい


出典:株式会社石井マーク

 前回の結核に続いてが「ぎっくり腰」って言うのは、ちょっと落差が激しすぎると思われるかも知れません。でも結核は、ちゃんと薬を飲んで然るべき治療を受ければ、現代では完治が期待できる病気。まるっきり放置とかしない限り、それが原因で死ぬことはありません。

むしろ癖になった腰痛って、なかなか治らないそうだし、長期的に見れば、QOL(生活の質)を下げることに関しては、治療方法が確立された感染症より、タチが悪いとも言えます。とまぁ、唐突にぎっくり腰の話を始めたのは、つい最近、ヒヤッとすることがあったから。

いつもの通りに厨房に立って、朝ごはんの支度をしている時に、前夜少し寝冷えでもしたようで、勢い良くくしゃみを一つ。これがなぜか腰に来て、突然の腰痛に襲われてしまいました。しばらくは腰に手を当てて「痛たた...。」

もっとも、噂に聞くぎっくり腰に比べるとかなりマイルド。痛みを我慢しながら料理を続けて、食事も普通に摂りました。ただ、60歳という自分の年齢を考えると、このまま悪化したらヤバいかもと心配に。

ラッキーなことに私は、この歳になるまで本格的な腰痛は経験したことがありません。引越しなどで丸一日荷物運びをした翌日に、少し腰が痛いなんてのは時々あるぐらい。経験者が言うところの、大の大人が泣くほど痛いとか、数日から一週間は布団の中でエビのように丸まってるしかなかったとかの、悲惨な目には遭ったことがない。

特にぎっくり腰対策ではないけれど、50歳を過ぎてネグロス島に移住してからは、ほぼ毎日、筋トレや自転車漕ぎをやってるので、少なくとも腰痛に関しては大丈夫だろうとタカを括ってたんですよ。

ところが、今までなかったような、くしゃみ一発の腰痛。そう言えばしばらく前に、ちょっと咳き込んだ拍子に、腹筋がこむら返りを起こして、死ぬかと思うほど痛い目にあったなぁ。

要するに、何をするにしても肉体的には「もう若くはない」と意識して用心しないと、そのうちとんでもないことになるかも。なので、今回の腰痛。大したことはないと思いつつも、大事を取ってその日一日は、筋トレも自転車漕ぎも自粛。食事の用意以外、できるだけベッドで横になって、スマホ見たり本読んだりで過ごしました。

よく言われることですが、腰を痛めると、通常のちょっとした動作をするにも、いかに腰が大事な役回りをやってるかがよく分かります。

ところで、もし動けないほどの腰痛だったらと考えたら、フィリピン暮らしの方が対応はし易い。というのも、家内が仕事で子供が学校の平日昼間だけでも、メイドさんに来てもらえるから。介護とまではいかなくても、簡単な食事は作ってもらえるし、トイレに行く時に支えてもらったりぐらいなら大丈夫。

ごく近い将来、高齢の両親をフィリピンで介護することを視野に入れてるし、もう少し先の将来には、自分がお世話になるかも知れない。住み込みの介護士や看護師を雇うのが、それほど難しくないフィリピン。要介護の程度にもよりますが、少なくとも日本にいるよりは、QOLを下げずに、天寿を全うできる可能性が高いように思います。



0 件のコメント:

コメントを投稿