昨日3月18日は、家内の父と義妹の誕生日。つまり、偶然にも3月18日生まれの女性が、結婚した相手の父親と、同じ誕生日だったというわけです。しかも、家内の従弟の奥さんが、その前日の3月17日生まれ。この時期、この3人の「おまとめ」誕生日パーティが開催されるのが、恒例イベントになってました。
ところが昨年(2020年)は、ちょうど新型コロナの爆発的感染が始まった頃。残念ながらパーティはキャンセル。今年はどうするかなぁと思ってましたが、フィリピンにしてはコンパクトに、20人程度の親戚が集まって、近所のレストランで開催することになりました。
82歳になる義父と、49歳になる義妹のジーナは出席で、従弟の連れ合いエリアンは、仕事の都合で不参加。予約していたレストランも、時節柄もあるし、週の真ん中の平日なので、ディナータイムのお客さんは少なめでした。
さて、このレストラン。私の住むネグロス島シライ市の中心部から、車で15分ほどの海辺、バラリン地区にある「フローティング・レストラン」。ざっと10軒ぐらいの、海上に竹で作られた飲食店が並ぶ、シライの観光スポット。数年前にも、このブログで紹介しました。(シライ名物 海上レストラン)
この場所は、西に向かって海が広がっていて、パーティを始める時間帯がちょうど日没タイム。連日の真夏日で、適度に雲があり、久しぶりに美しい夕焼けを満喫しました。牡蠣も美味しかったし、やっぱり外食はいいものです。
バースデー・ガールのジーナ |
地元の親戚が集まると、会話から取り残されるのが常だった私ですが、今年はちょっと違って、家庭教師のアン嬢のお陰で、何とか、方言のイロンゴ語で文章が綴れるレベルになってます。こういう機会は積極的に活用しようとばかりに、家内とジーナ、そしてジーナの義妹キャッシーの会話に参加してみました。
さすがに、情け容赦なしのオバちゃん喋くり相手では、細かい部分は全然ですが、それでも、10語に1語ぐらいは、知ってる単語や表現が出てくるので、話題が何なのかぐらいは、大雑把に掴めます。
それによると、40〜50代の女性あるあるの、体調に関するお話。高血圧だとか、ダイエットだとか。コレステロールに脂肪、糖分、炭水化物などの言葉は英語なので、だいたいの流れは理解可能。時々、家内に助けてもらいましたけど。
そんな感じで3時間余り。子供が何人かいて、ノン・アルコールのパーティだったので、まだ宵の口にお開き。来た時と同様、従弟の車に乗せてもらっての帰宅となりました。
このバラリン地区は、レストラン街を除くと、貧困層がかたまって暮らす場所。極貧のスクワッター(不法占拠)とまでは行きませんが、ほとんどの家にエアコンはなく、夜間でも窓は開けっ放し。
同行した息子が、乗り物酔いをしやすいこともあって、車窓を半分ぐらい開けていると、平日の夜9時過ぎでも、かなりの喧騒。どの家も、開け放した窓から、ラジオやテレビの音がガンガンと響いてきます。
なるほどなぁ。ここ最近、私が騒音でモメた隣人たちって、もともとこういう場所の住人だったんですね。外国人と結婚したり、家族の誰かが海外出稼ぎ者だったりで、高級住宅地に家を建てたけれど、習慣や感覚まで変わるわけもなく、そのまんま暮らしているだけ。
もちろん、フィリピンという国と付き合って四半世紀なので、初めて気付いた事ではありませんが、フィリピン離れした宅地に住んで丸8年。そういう感覚を少し忘れてた。
ということで、我ながら単純なことに、今朝起きた時から、周囲の雑音があまり気にならなくなりました。だって、バラリンのあの喧しさに比べたら、全然大したことないし。やっぱり、1年以上もほとんど出歩かなかったことも、私の気分に影響していたのかも知れませんね。
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