今回のモデルは、2018年のミス・ユニバース世界大会で見事に優勝を果たした、元フィリピン代表のカトリオーナ・グレイ嬢です。1994年生まれの27歳。(2020年3月現在)スコットランド系オーストラリア人の父と、フィリピン人の母の間に生まれました。
前回のライザ・ソベラノ同様メスティーソ(混血)で絶世の美女なんですが、やっぱり国際的なミスコンの頂点を極める人って、ただ顔形が整っているだけじゃないんですよね。説明するのは難しいけれど、一度見たら忘れられないような個性と言うか、独特の雰囲気があります。
これは、俳優や歌手として大成功する人にも共通していて、「オーラに包まれている」とか「華がある」などと形容される類い。持って生まれた神さまからの贈り物かも知れないし、それまでの人生で会得した何か、なのかも知れない。
それはともかく、毎年、テレビで生放送されるミス・ユニバース世界大会のファイナル。この時は、もうメイドのライラが我が家で働いていました。ライラに限らず、全フィリピン女性が注目するこの番組。ライラはちゃんと私に断りを入れて、最終発表の瞬間はだけは、家事の手を止めてテレビの前に釘付け。カトリオーナ優勝!と同時に、子供のように歓声を上げてました。
それから3年経って、フィリピンでのカトリオーナの人気は、まだまだ衰えていません。学生時代には音楽を学び、ミュージカルにも出演した彼女ですが、注目されているのは主に社会活動。文化の振興や女性の地位向上に向けて、精力的に飛び回っているらしい。
ちなみに、私のイロンゴ語(西ネグロスの方言)家庭教師のアンも、カトリオーナの大ファン。ミスコンの優勝者が国民的なヒロインになって、同性からも広く支持を集めるケースって、フィリピンでは一般的な現象ですね。マニー・パッキャオのような、フィリピン出身のボクシング世界チャンピオンが英雄視されるのに似ています。
とまぁ、前置きはこれぐらいにして、今日のイラストです。
手抜きせず、できる限り詳細に描き込むことにトライしてのシリーズ第3作。テーマカラーは、ジュリア・バレットの赤、ライザ・ソベラノの青に続いて、大人っぽくパープルにしてみました。はい、これは5作続けるパターンですね。5人揃ってゴレンジャー。
ということで、あと二人、同じフレームで描くつもりです。
過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。
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