2023年7月14日金曜日

ネグロスで実践する健康法

 フィリピン・ネグロス島に移住して早10年余り。お陰さまで、日本でのサラリーマン生活でぶっこわれたメンタルも完全に回復し、50代は大病もなくかなり健康に過ごせました。還暦を迎えてからも、ほぼ問題無い感じ。今日は、そんな私なりの健康法についての投稿です。

わざわざ「ネグロスで」って付けちゃいましたけど、やる気さえあればどこででもできる話。また「秘訣」みたいなものでもなく、当たり前のことを当たり前にやるだけ。怪しげなサプリメントを売りつける気もありませんので、ご心配なく。

大雑把に結論から言いますと、規則正しい生活が基本。睡眠時間は6〜7時間程度で、バランスの良い食事を摂り、毎日適度の運動を心がける。酒は飲まずタバコも吸わない。何より重要なのは、ストレスを溜めないこと。

ここまで読んだ方には「それができれば苦労はない!」と怒られそう。恐らく日本在住で会社勤めをしている人には、なかなか難しいでしょう。毎日定時で帰宅できて人間関係も良好なホワイト職場って、そうそうあるとは思えませんから。残業があって、就寝は深夜。睡眠時間は削られるし、夕食の時間はどうしても遅くなる。

逆に言うと私は、健康な生活を送るために辺鄙なネグロスに移住しました。地方都市で稼げる仕事は少ないので、早期退職が大前提。つまり、最大のストレスの元を断ち切ることから始めたわけです。仮にこっちで就職したとしても、残業が当たり前の職場なんて、あんまりないでしょうけどね。

その次に難しいと思われるのが、飲酒・喫煙の習慣がある人がそれを止めること。たまたま私は、生まれつきアルコールがダメな体質。これは親に感謝しなくちゃいけません。そしてタバコは30代前半のある日「今日から吸わない」と決めて以来、一本も口にしてません。こっちは、禁煙のきっかけをくれた家内に感謝です。

そして食事。ネグロスでの引退生活は基本が暇だし、まともな日本食レストランなんて、州都バコロドにもない。なので日本的な味付けが欲しければ、自分で作るしかない環境が結果的には良かった。積極的に自炊をするので、バランスは自分でコントロールできます。もし外食を主体にしてたら、脂っこくて濃い味付けが多いフィリピン料理。不味いわけではないけれど、毎日これだとちょっとキツい。お金もかかりますし。

最後が運動。移住後2年ほどは、近所の市営コートでテニスをしてたんですよ。これは日本でもやってた運動習慣。ところが、パートナーの地元の友人が大酒飲みで、二日酔いでキャンセルの嵐。連絡もくれないから、朝コートまで行って無駄に待つことも多い。これが度重なって、テニスそのものから縁遠くなってしまいました。ちなみにその友人、私より若かったのに、深酒が祟って数年前にお亡くなりに。

テニスの代わり、というわけでもないんですが、今も続いているのが筋トレとサイクリング。筋トレはしばらくジムに通っていたものの、雨季になると出かけるのが面倒になる。そこでダンベルを買い込んで自宅で簡易ジムを作って、毎日15分程度の軽い筋トレ。

この「軽い」というのが、秘訣と言えば秘訣。いくら暇でも、毎日自分を追い込んで筋肉増量!みたいなことやると、私の性格としては絶対に続かない。そもそも今さら筋肉ムキムキになるつもりもなく、骨が脆くなったり、筋肉の減少で転倒しないため。なので、できるだけ毎日は心がけるものの、2〜3日サボってしまっても気に病まない。最低でも1週間に1回できたらいいやってぐらい、軽く取り組んでます。

このユルユル方式が功を奏して、かれこれ8年ほど曲がりなりにも継続中。サイクリングも同じ。毎日15〜20分程度、近所を流すだけ。間違えても炎天下に何十キロ!みたいな無謀な真似はしません。

おまけは毎日1時間弱のカラオケ。一応ボイストレーニングと称してますが、好きな曲をYouTubeで見つけたカラオケ動画に合わせて歌っているだけ。とにかく気持ちよく歌えることが主眼。

ということで、これだけやれば、夜は日付が変わるころには普通に入眠できます。まぁ、夜遊びとお酒が大好きな人や、仕事が趣味って方には、そんな人生、何が面白いんや?と一笑に付されるかも知れませんね。我ながら「酒もタバコも女もやらず、百まで生きた馬鹿がいる」という都々逸を地で行ってるような気もします。太く短い人生も否定はしませんけど、私には向いてませんね。



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