ここ数年ほどで、フィリピンですっかり一般的になったオンライン通販のラザダ(Lazada)とショッピー(Shopee)。両方ともシンガポールを起点とした企業で、アマゾンのビジネス・スタイルを真似たもの。
ラザダは2012年、ショッピーは2015年に創業されましたが、ここネグロスで目立って利用者が増えた(というか、家内が頻繁に使い始めた)のは、やっぱりコロナ禍の頃。通販だけじゃなく食事の宅配もずいぶんと普及しました。コロナがほぼ収束した今も、一度覚えた便利さはそのままなので、おそらくフィリピンだけでなく、同社がサービスを展開するマレーシアやインドネシアでも成長し続けているんでしょうね。
さて私はというと、昨年までは、あんまり利用価値を認めてませんでした。移住後の私の主な物欲の対象と言えば、今のこのブログを書くのに使っている、アップルのコンピューターやiPhone、およびその周辺機器。テレビ・オーディオ機器などのAV関連。書籍に音楽、日本の食材などなど。どれも隣街の州都バコロドに行けば売ってるか、ネット経由で直接入手できるものがほとんど。
最近では、遅まきながら日本のアマゾンがフィリピンからも利用できることに気付き、ネット通販はそちらがメイン。以前にもこのブログに投稿しましたね。(日本のアマゾンでお買い物)何を買ってるかと言うと、フィリピンで売ってそうで売ってない台所用品、例えばポテトマッシャーや、テフロン加工がしっかりしたフライパン。紙の本に自転車パーツ、テレビでNetflixやアマゾンプライムを見るためのクローム・キャストなどなど。
さすがに運送費が高いので、そう頻繁には利用できず、ある程度数がまとまってからの購入とは言うものの、日本からフェデックスやDHL使うほど高くありません。EMSは比較的安いんだけど、フィリピン国内の配送が全然信用できず、追跡したセブまでは数日で届いているのに、そこからが2週間も3週間もかかるダメさ加減。その上宅配ではなく、最寄りの郵便局まで自分で取りに行かなくてはなりません。さらに受け取り時に手数料を取られるし。
なので私にとっては、オンライン宅配はアマゾン一択だったのですが、唯一の弱点が、食料品と医薬品がフィリピンへのお届け対象外。ちょっと困ったのが、バコロドの大手ショッピングモールの輸入食材コーナーで、いつも買っていた日本の味噌や麦茶の欠品が続いていること。まぁ日本の食材に限らず、パスタ用のホワイトソースとか、トマトジュースと言った、やや需要の少ない商品が、長期欠品になるのは珍しくないんですが。
正直なところ、味噌と麦茶がないと絶対困るってわけでもないんですが、やっぱり日本人としては、ないよりあった方が良いアイテム。そこで考えたのがラザダとショッピー。家内に確認してもらったら、嬉しいことにちゃんとラインナップにありました。価格もロビンソン図やSMと同じレベル。早速注文して先日到着。
ただ、アマゾンなら1週間かせいぜい10日なのに、かれこれ3週間もかかりました。しかもついでに買った電動コーヒーミルの一部が破損しているオマケ付き。やっぱりフィリピン・ローカルの配送業者は、イマイチ信頼できません。惜しいなぁ。
手放しでは喜べない結果だったものの、コーヒーミルは機能には影響ない範囲だったし、何より時間はかかったとは言え、正真正銘の日本食材が、ネグロスの片田舎まで宅配されたのは素晴らしい。この国と関わり出してから30年近く経って、ようやくサービスがここまで来たかと軽い感動を味わっております。
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