2023年7月10日月曜日

私的フィリピン美女図鑑 姪っ子の成人式

 前回は、長いこと放置して久しぶりに投稿した美女イラスト。描き方を変えたので急にピッチが上がって、十日開けただけで次の作品をアップします。

すっかりシリーズ化した友人や親戚の着物姿で、今回は姪っ子ジャスミンがモデルです。2005年生まれで息子と同い年のジャスミンは、今年(2023年)で18歳。つまり今年の誕生日が日本で言うところの成人式になります。

フィリピンでは新成人を一同に集める習慣はなく、各自の18歳の誕生日を「デビュー / Debut」(こちらでは「デブ」と発音)として盛大に祝うのが一般的。それもなぜか、ほとんど女の子だけ。男の子は21歳でデビューのはずが、あんまり派手なパーティはしないようです。

実はジャスミンのデビューは4月。当然私も出席の予定が、数日前に風邪を引いて咳が止まらず、やむ無く欠席となったのは、このブログでも書きました。(行けなかった姪っ子のデビュー・パーティ)

狭いシライ市のことなので、親戚や知人から「どうして欠席したの?」とやたら尋ねられる。フィリピンでは結婚式の次ぐらいに重要な催事らしく、叔父のような近しい人物が欠席すると、とても目立つ。さすがに人が集まるところで、ずっと咳き込んでたら確実に結核かコロナを疑われるし、欠席は仕方ないだろうとは思うものの、その後もずっと気にはなってました。

そこで、思い立ったのが着物姿の似顔絵での成人式祝い。日本では成人式に着物というのは定番で、当日は着付けやヘアセット、メイクなどなどで美容院が大忙し。フィリピンの場合は成人式がない代わりに、卒業式シーズンで同様のことが起こります。着付けはないけど、卒業生本人だけでなく、母親たちが衣装レンタルやヘアセットに殺到。私も息子の中学校の卒業式前に、行きつけの美容院で散髪したら、予約入れてたのに待たされました。

それはさておき、成人式の着物と言えば袴。調べてみたら、明治時代には女学生の制服だったからなんだそうです。さらにその源流は、平安時代の女官。そう言えば雛人形の三人官女って、赤い袴を履いてましたね。

ということで、パーティ当日から2ヶ月遅れで仕上げたのが、振袖と袴のジャスミン。こっちでは袴の有無の意味なんて誰も分からないし、何なら浴衣でも良かったんですが、やっぱり贈り物だし日本人の友達が見るSNSにも投稿します。たとえ自己満足であっても、納得して描きたかったんですよ。


それなりに気合いを入れた甲斐があって、速攻でジャスミンの母、義妹のジーナから大喜びのコメント。大きく印刷して額装すると大はしゃぎ。ちょっと遅れてジャスミン本人からも感謝コメント。その後は例によって親戚や友人から「いいね」の嵐。ほんと、フィリピンの人たちって、こういうのが大好きですね。コスプレが大人気を博すのも分かります。

そして、家内の幼馴染の友人マジョリーから「次は私のイラストも!」とのリクエストが入りました。こちらは成人式ならぬもうすぐ還暦の大御所ですが、謹んで承りました。


過去の「私的フィリピン美女図鑑」は、こちら。

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