2017年5月7日日曜日
執筆のすすめ
このブログを書き始めたのが、フィリピンに移住して半年後の2013年の10月。自宅の新築工事開始がきっかけでした。フィリピン移住とネグロス島という比較的珍しい素材ということから、別に有名人でもなく、文才があるわけではない私のブログにも、最近では1本の投稿につき、コンスタントに200〜500アクセスしていただくまでになりました。
内容がとてもピンポイントなので、ネグロス島に縁があったり、初めて渡航する方からメッセージをいただくことも度々。何人かとは、実際にお会いして友達付き合いをしていただくことも。フィリピンに移住してしまったら、新たな友達は現地の人ばかりになるかと思っていただけに、これは嬉しい誤算でした。
実はそれ以前から、ブログのような完全にオープンなスタイルではなかったものの、ミクシィの日記は2006年から書いていました。フェイスブックやこのブログが、私にとって主流になるまで続けていたので、約7年間はそちらに投稿していたことに。
そんなこんなで合わせてほぼ10年間、何らかの形で日々の記録や、その時に思ったことを文章にしてきました。継続は力なりなんてことを言いますが、さすがにこれだけ長くやってると、自分自身にとって、かなりの価値が生じてきます。
一番いいと思うのは、楽しいことよりも嫌なことを文章化することで、その体験を客観的に見られるようになり、心の整理ができること。何となく鬱陶しいことなどを言語化すると、具体的に何に対して自分がネガティブな感情を抱いていたのかが、ある程度は自覚できるようになって、とてもスッキリして忘れてしまえる効用が。
異国で生活すると、習慣や考え方の違いから、頭にきたりイライラすることもしょっちゅう。時にはフィリピンに住む日本人から、不愉快なことをされたり言われたりすることもあります。そんな時にブログを書いて気持ちを落ち着けるのは、ヘタなカウンセリングを受けるよりも、よほど効き目があります。
そしてただの日記と違うのは、未知の読者からコメントがいただけること。前述のように、そこからリアルのお付合いが始まることもあるし、そこまではいかなくても、思違いを指摘いただいたり、もっと深いことに言及いただいたりと、一人で考えていただけでは知り得なかった知識を頂くことも多い。
心配していたのは、ネガティブなコメント。ところが、ごく稀に意味不明の書き込みはありますが、意外にも真っ向否定とか、罵詈雑言の類は今のところありません。日々の出来事だけでなく、政治的なことや社会ネタも投稿しているので、もっと叩かれるかと思いました。まぁ、心配するほど注目されてはいない、ということなのかも。
ということで、人によっては、それほど長い文章を書かなくても、フェイスブックやツィッター、インスタグラムで十分と言われるかも知れません。表現方法はそれぞれなので、それも悪くはないけれど、私の場合はやはり、ある程度まとまった分量の言葉数がある方がいいようです。
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