2017年5月1日月曜日
水道周り総点検
今日5月1日は世界的にメーデー。日本ではお休みの会社もあるし、ここフィリピンではレイバーズ・デー(労働者の日)で国民の祝日。移住して5回目なのに、やっぱり忘れていました。目が覚めたらもう8時で、息子の夏休みテニスレッスンの時間。焦って飛び起きたら、出勤時間が過ぎたはずなのに、家内は普段着で息子と朝食中でした。
さて、二回連続で、私のブログにしてはスーパー・ヘビー級に重たい話題を投稿したので、少々気分も重い週末でした。月曜日は気分を変えて、他愛のないお話を。
先週の水曜日、家内も息子も送り出した後、優雅に昼前シャワーを浴びていたところ、蛇口がベキっと鈍い音を立てて壊れて、水が止まらなくなってしまいました。と言っても噴水のように吹き出したわけではなく、蛇口の中の何かが折れるかどうかしたようで、完全に閉めることができなくなり、じわじわと漏水状態。
これはどう見ても、蛇口そのものの交換しかなさそうなので、急いで体を拭いて服を着て、階下から大きなバケツを持ってきて、漏水受け。すぐに仕事中の家内に電話して、水道屋さんに来てもらうよう、お願いしました。
ちなみにフィリピンでは、水漏れではなく、断水や水圧の低下に備えて、たいていの家庭で大きめのバケツが何個が常備されています。私たちが移住してからの4年、ここネグロス島のシライ市内では、幸い本格的な断水はないものの、隣島のセブでは昨年、深刻な旱魃で給水制限があったりしました。
日本ならばこの手の緊急事態には、すぐ対応してくれる業者さんが、電話帳を探せばいくらでも見つかるでしょう。しかしここはフィリピンのネグロス島。そんな気の利いたサービスはないし、家を建てたときの水道屋さんは、遠の昔に音信不通。かんたんに携帯番号を変えてくれるからなぁ。
そこで家内は、市役所で建築関連の仕事をしている弟に、水道屋さんを紹介してもらったそうです。でもお役所の仕事が終わってからなので、夕方5時まで待ってほしいとのこと。昼食が終わった頃には、大きなバケツも満水状態に近づいて、仕方なくメインのバルブを閉めて、隣町のハードウェアの店(日本で言うとコーナンみたいなホームセンター)に、取り替え用の蛇口を買いに出かけました。
実はこの2階のシャワー、もう何ヶ月も前から具合が悪く、開け閉めが難しくなっていました。バスタブ給湯とシャワーへの分岐ができるタイプで、やや複雑な機構部品とは言え、新品で買って3年で壊れるとは思わなかった。
2ヶ月ほど前に、家のあちこちにガタが来ていて、そろそろリノベが必要かとブログに書いたばかり。フィリピンでは新築コンドミニアム(マンション)の購入は要注意で、数年経って一通りの補修が終わった中古物件の方がいい、なんて話を聞きますが、それを身をもって実感するハメに。
約束の5時より少し早く、二人組の水道屋のオッちゃんが到着。この人たち、市役所で雇われるだけあって、真面目だし仕事もキッチリ。フィリピンで暮していると、日本では当たり前のことでもすごくラッキーに思います。お陰さまで夕食を作り始める頃には、問題は完全に解決しました。
そして二人の腕を見込んで、土曜日には我が家の水道周りの総点検を依頼。1階のトイレの水漏れに、2階の水圧の低下などなど。部品の劣化と、与圧するための水タンク内の汚れが問題だったようです。(フィリピンでは盗水の影響などで水圧が低く、2階にトイレやシャワーを設置するには、自前のポンプと水タンクが必須)
そんな経緯で、故障の修理だけでなく、すっかり新築の状態に戻りました。ということで、教訓です。フィリピンで快適な住環境を実現するためには、工事が終わったあとも、信頼できる電気や水道の業者さんと、連絡が取れるようにしておくこと。インフラ関係が実に脆弱な国なので、自衛手段は常に講じておかないと、本当に不意打ちを食らいます。
ラベル:
住環境
場所:
フィリピン シライ市
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