2022年2月2日水曜日

台風倒木ようやく撤去

 昨年(2021年)12月16日、フィリピン中部のビサヤ諸島を東西に横断し、各地で甚大な被害をもたらした22号台風オデットから1ヶ月半。我が家に残っていた台風の置き土産が、本日(2月2日)ようやく撤去。

置き土産とは、強風で倒れた樹木。向かいの空きロット(と言ってもオーナーはいるはずなんですが)に自生していた、推定樹齢20年ほどのかなり大きな木が、道路を跨いで我が家のフェンスに倒れかかっておりました。


日本だったら、木が生えている場所の地主が対応すべき案件なんでしょうけど、全然面識はないし、数年に一度ぐらい、人を雇って雑草を刈るぐらいで、地主本人は寄り付きもしない放置っぷり。一応周囲に金網の柵はあるものの、あちこち破れ放題。おそらく値上がりを見越しての転売予定物件なんでしょうね。

厄介なのは、ただ倒れただけでなく、電線を引っ掛けていること。そのお陰で我が家のフェンスにダメージはなく、幸運と言えば幸運なんですが、電線にテンションが掛かって、いつショートするかと、見ているだけで心臓に悪い。


まぁ、地主に連絡がついたとしてもこの有様なので、電力会社による撤去を待つしかなかったでしょう。実際、台風直後に、宅地の管理事務所が手配してくれたオッちゃん達が来て、普通の乗用車が通れる程度には枝を払ってくれましたが、電線の部分は電力会社のスタッフでないと無理とのこと。

さて、頼みのネグロス中央電力(略称 CENCO セネコ)はと言うと、管轄する人口約100万人の西ネグロス主要部の各地で電柱がぶっ倒れていて、復旧作業に忙殺。家内に頼んで連絡はしましたけど、何とか通電している我が家の優先順位が低いのは致し方なし。

半月ほど前には、セネコのスタッフが来て倒木の写真撮影をして帰ったので、忘れていたわけではないらしい。そしてようやく1月最終日の夕刻「明日、樹木を撤去します」とのこと。え〜っと、明日って旧正月でフィリピンの祝日なんですが、ほんとに来るの?と思ったら案の定すっぽかされて、24時間遅れの今日となった次第。

撤去作業そのものは、別段難しくもなく、最初に手斧で先端部分の枝を払い、大きな幹はお馴染みのチャーンソー。隣近所でやられると騒音で頭に来るのが、さすがに我が事となるとそれも気にならず。1時間ほどで、めでたく撤去が完了しました。



特に指示したわけではないけれど、そこは事情の分かったメイドのライラおばさん。ちゃんと作業に当たった4人のために、冷たい飲み物とスナック菓子を用意したのは、さすがでした。

ということで、セブや東ネグロスに比べると、被害は小さかったシライとは言え、倒木が目に入ると嫌でも台風を思い出す毎日。やっとこれで、気持ちの上でも区切りがつきました。あとは、屋根に残った大量の落ち葉や小枝の掃除です。やれやれ。



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