2022年11月8日火曜日

フィリピンで作るお好み焼き

 来月、日本へ一時帰国なので、やっぱり心の中に「食べたい物リスト」を作ってしまいます。ただ、移住して数年ぐらいまでのような、ちょっと大袈裟に言うと、日本食に対する飢餓感、みたいなレベルではありません。

これは私が、ネグロス島での食べ物に慣れたっていうのもあるでしょうが、本格的に自炊を始めて、日常的に食べたいと思うような家庭料理ならば、ほぼ作れるようになったからでしょう。

まず最初に作ったのがお好み焼き。...と書くと、やっぱり関西人だと笑われそうですが、日本にいる時は、そんなに頻繁には食べてませんでした。それならなぜ最初に? 要するに簡単で、ネグロスでも材料が容易に入手できるから。

とろろ芋とか青のり、紅生姜となると、さすがにシライでは売ってませんが、小麦粉にキャベツ、豚肉、ネギ、生姜なら、地元の人も普通に利用する食材。公設市場に行けばいくらでも売ってます。さらにキューピーのマヨネーズととんかつソースは、隣街のタリサイにあるスーパーメトロの輸入食材コーナーにあるんですよ。これだけ揃えば、再現度は90パーセント以上。たまにお客さんにも振る舞いますが、日本人にもフィリピン人にも大好評。

そして一番嬉しかったのは、イメージ通りのカツ丼が作れた時。

豚肉の当たり外れがあるので、固くてイマイチの肉だと嬉しさも半減のリスクはあるものの、美味しいのに当たったら満足度はとても高い。こちらも材料は、玉ねぎ、青ねぎ、卵に醤油、砂糖など、一般的な材料。パン粉もセイブ・モア(地元のスーパー)に、なぜかフィリピン製なのに「パン粉」って日本語表記のものが。




その他にも、自分が食べたい一心で、いろいろ試してみました。最初の一時帰国では、関西人なら一家に一台常備されているたこ焼き器を持って帰ったし、日本のコンビニなら定番のポテトサラダ、天ぷらにエビフライ、ハンバーグ、オムライス、ロールキャベツ、餃子、春巻き...。子供の頃に母が作ってくれた献立は、ほぼ網羅したと思います。

とまぁ、ずいぶんと自慢たらしく書き並べたものの、海外暮らしの邦人で、多少なりともやる気がある方なら、この程度の料理はしておられることでしょう。

ちなみにカレーもこっちで日本のルーが売ってるので、移住後数ヶ月で作りました。唯一日本にいる時からずっと作ってるんですよ。そして意外にも美味しくできるのが、クリームシチュー。こちらはルーは売ってないんですが、その代わりにカンベルの缶入りポタージュスープを使ってます。飽くまでも私の好みですが、断然ルーよりもいい感じ。

助かるのは、うどんと焼きそば用の麺は、パック入りの生麺があること。これに加えて、乾麺ならば蕎麦も素麺もあります。ペットボトル入り麺つゆは高いので敬遠して、ほんだし、みりん、キッコーマンの醤油で自作。ついでに麦茶まであるのは嬉しい限り。

ということで、日本にいた頃から、グルメを気取るほど舌が肥えてるわけでもなく、王将の餃子とか天下一品のラーメン、家族亭の天ぷら蕎麦に、回転寿司で大満足な私。これは見下しているわけではなく、この手の外食チェーンは、世界に誇るべきレベルの高さだと感心しております。

もちろん、本格的な和食とか神戸ビーフをご馳走してもらえるなら、大喜びで御相伴にあずかりますよ。



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