2018年4月21日土曜日

フィリピン缶詰ライフ

フィリピン暮らしを始めてから、缶詰の食品を買ったり食べたりすることが増えました。日本にいた頃だと、シーチキンと、たまにコーンビーフを口にするぐらい。缶入りの桃やパイナップルを年に数回程度だったでしょうか。

もっと昔だったら缶詰だったものも、最近はレトルトパックが主流になったことも大きいでしょう。ボンカレーの登場前は、家で缶詰のカレーを時々食べてました。こっちが子供だったせいか、ずいぶん辛かった記憶が。最近ではタイカレーの缶詰が売られています。

食品ではないけれど、おもちゃのカンヅメなんてのもありましたね...って、調べてみたら、まだあった。チョコボール食べて、金のエンゼルが入ってたら貰えるというもので、銀のエンゼルだと5枚貯めないといけません。何回も銀のエンゼルは入手しましたが、いつも次のが出てくる前に紛失。結局、実物を手に取ることはありませんでした。21世紀の今でも、このコンセプトは続いている。すごいぞ森永製菓

それはさて置き、フィリピンでの缶詰。
日本でも、スーパーに行けば、缶詰はたくさんあるでしょうけど、フィリピンはもっと品揃えが豊富な気がします。朝食にはコーンビーフと刻んだ玉ねぎを炒めたものが、定番のおかずだったり、夕食のメインが軽く焼いただけの、スパムステーキだったり。どうやらフィリピンでは、缶詰好きな人が多いらしい。

当初は自分から進んで缶詰を買ったり、料理に使ったりしなかった私も、いつの間にかフィリピン風に染まって、台所の食品棚には、いくつかの缶詰が常備されています。今日はそれを紹介してみましょう。


嫌いなものの代表で、「スパム・メール」なんて、不名誉な流用をされているスパムの名前。こっちに来て頻繁に食べるようになって、全然そんなことはないと気づきました。前述のように、ちょっとおかずに困った時や、お弁当の手軽な一品にもできるし、ゴーヤチャンプルーに卵と一緒にどっさり入れたり。

フィリピンの一般家庭では、あまりお目にかからないクリームシチュー。日本と違って、箱入りのルーは売っていないので、苦肉の策で使ってみたのが、キャンベルの缶入りクリームスープ。生卵と牛乳に混ぜて使うと、これが実に美味。ルーから作るより美味しく感じるぐらい。

そして何と言っても欠かせないのがマッシュルーム。シチューにも入れるし、フィリピン人のソウルフード、スパゲティ・ミートソースには無くてはならないアイテム。義妹のジーナに「たくさん入れないとダメ」と、教えてもらい、一缶丸ごと使い切ることもしばしば。その他にも椎茸の代わりに春巻きに入れたり。

お次に、日本ではまったく無縁だったイワシの缶詰。フィリピンだけではないんでしょうけど、シンプルなオイル漬けや、トマトソース、スパイシーなものなど、ずいぶんと種類があると知りました。何より一缶30円ぐらいと安い。肉類が食べられないメイドのネルジーに、わざわざ別メニューを用意するのが面倒な時に重宝してます。最初はちょっと可哀想かと思いましたが、本人が気に入っている様子。もちろん家族用の料理にも。

フィリピンに来て飼い始めた、犬のためのドッグフードも缶詰。イワシの缶詰より、重さ当たりの値段が高い。これだけだと贅沢すぎるので、極安の米を炊いて、混ぜて与えています。ついでに猫たちにも同じもの。犬も猫も、大喜びでよく食べる。

この他に、写真にはないものでは、カレーやシチューに使うココナツミルクも缶入りですね。

最後に、唯一の日本製が、缶入りの味覇(ウェイパー)。こればかりはネグロスでは入手不可能で、日本からの来客に頼んだり、一時帰国を利用して買い込んできたり。フィリピン人も驚く、我が家のアドボの美味しさの秘密はこれ。


私もフィリピンで流通している缶詰製品を、すべて網羅してるわけではないので、これ以外にも、もっと美味しいものや珍しいもの多々あろうかと思います。フィリピン在留主夫として、これからも開拓を続けて、豊かにして省エネな食生活を、目指していこうと思っております。


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