2018年4月15日日曜日
メイドさんのお留守番
しつこいようですが、今日は、ギマラス観光の番外編。
久しぶりに、家族全員が家を空けての2泊3日。いくらフェンスで囲まれて、ガードが24時間警備と言え、やっぱり心配になるのがフィリピンの治安状態。マニラなどに比べればまだ安全なシライも空き巣は多い。では、どうしたかと言うと、メイドのネルジーに鍵を預けて、留守番を頼んだのでした。
フィリピンのことをよくご存知の方ならば、余計に危ないと思われるかも。そうなんですよ。盗癖があったり、雇い主の断りもなしに、自分の子供を連れてきてご飯を食べさせたり、中にはラブホテル代わりに彼氏を連れ込んだり。留守番どころか、誰かが家にいても、油断ならない厄介なメイドさんもいる。
しかし、雇用3年目に入った我が家のメイド、ネルジー嬢は抜群の信頼度。未だかつて買い物の釣り銭も誤魔化したことはないし、休暇後も連絡なしに帰りが遅れることもない。お金と時間の感覚は、ずいぶんしっかりしています。一晩留守を任せたことも、何度かあるぐらい。
しかし今回は、初めての二晩。ずっと一人っきりで、そこそこ広い家に居続けるのは、さすがに心細いとのこと。腕力と体力は普通の男性並みか、それ以上でも、やっぱりお化けや幽霊の類いは、怖いらしい。
そこで、家内からの許可で、夜は妹が泊まりに来ることになりました。以前にも少し書いた通り、別の家でメイドをしていた妹さん。1カ月前にそこを辞めて、今では我が家から徒歩10分ぐらいの、ショッピングモールで働き始めました。もう住み込みではないので、夕方以降は時間が自由になります。
それでも旅行中は、家内も気になるようで、何度かネルジーにテキストを送付。ちゃんと戸締りしたか? 怖くないか? なんてやり取りをしていました。夜は、妹だけでなく、姪っ子も一緒に宿泊。折りたたみ式のベッドを居間に出して眠ったそうです。
旅行を終えて、私たちが戻ってからの夕食時。いつになく多弁になったネルジー。留守中の出来事を、家内に報告です。それにしても、実に楽しそう。早口のイロンゴ語(西ネグロスの方言)なので、何を言ってるのか分かりませんが、後で家内に聞くと、大雨で生まれたばかりのヒヨコが死んじゃったとか、いなくなっていた仔猫が戻って来たとか。
飼い犬のゴマと猫のチャコ美にも、指示通り、1日2回の餌を忘れずにやってくれたようです。でも報告にあった仔猫の茶チャは、また旅立ってしまって、それから姿を見ていません。
ということで、別に備品が無くなったり壊れたり、なんてことは皆無だったし、冷蔵庫の中身も大丈夫。っちゅうか、ネルジーと妹のために作り置きしていったおかずも、そのままでした。遠慮しすぎ。フィリピン人離れした真面目ぶりのネルジーなので、ちょっとボーナスでも上げようかと思っております。
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