移住5年目で、主夫になってから、もうすぐ4年。当初から気になっていたのが食器の漂白。年中真夏みたいな気候で湿気もすごい。お皿でもコップでもカビがこびりついて、中々取れない上に、水道水は日本に比べてかなりの硬水。鍋ややかんなど、乾かしておくと白い粉状の跡がくっきり。これって炭酸カルシウムなんだそうです。人体に悪影響はないらしいけれど、やっぱり見てくれが悪くて、気持ちのいいものではありません。
ここはキッチンハイターのような漂白剤が、大いに役立つところなんですが...。スーパーに行っても市場に行っても、それらしい商品が見当たらない。ブリーチング(Breaching)と表記されたものはいっぱいなのに、洗濯用だったり、水周りの壁や床、トイレ用のものばかり。
フィリピンでは、そんに神経質に食器をピカピカにする文化がないのかと、勝手に納得して、カビや水垢、カルシウムは、硬めのスポンジでゴシゴシ。最近は面倒になって、少々黒ずんだ食器でも、あまり気にならなくなってしまいました。家内も子供も、文句を言わないし。
そして、先日立ち上げたコミュニティの「フィリピン主婦/主夫の友」。そうそう、まさにこういうことを質問するためのものだと、フィリピンでの食器漂白について投稿したところ、あっさりと5年間の謎が氷解。
スーパーに並ぶ漂白剤は、どれも食器に使ってもいいそうです。要するに私が、英語の説明書きを最後までちゃんと読まず、イラストに描かれていないから、食器用ではないと思い込んでいただけの話。
そこで翌日、近所のスーパーに探しにいったら、教えてもらった商品が全部陳列されてました。おそらく5年前と同じような品揃えなんでしょうね。早速、ウィンロックス Winrox というのを購入。
そしてメイドのネルジーに商品を見せて、これで食器とまな板をきれいにしてね、と頼んだところ、洗濯機横の棚から、別の漂白剤、ゾンロックス Zonrox を取り出しました。なんじゃそりゃ、知らん間に家に常備しとったんかい。家内に尋ねると、食器を漂白したら体に悪いと、当たり前のように返されてしまった。まぁいいか。
ネルジーも、以前働いていた家で、食器の漂白はしたことがあると言うので、任せてみました。すると驚いたことに、まるで普通の洗剤でやるように、スポンジに原液をたらしてゴシゴシ。しかも素手。うわぁ〜。
慌てて止めさせて、漬け置き洗いするように指示。それでなくても、こっちの漂白剤って、相当強力なんだそうです。手がボロボロになってしまいそう。
その後数時間、台所を見に行くと、頼んでいたアイテムはどれもピカピカの真っ白。これを待ってたんですがな。実に気持ちいい。流し台には、かすかに塩素の匂いが残っていました。心配になったので、ネルジーの手を見せてもらうと、全然なんともありません。毎日洗い物や洗濯をしてもらってるのに、きれいなものです。ただ私の手よりデッカいですが...。
腕力や体力が並外れているのは知ってました。それに加えて、化学薬品に対する肌の耐性も、鉄人と呼ぶにふさわしいレベルのようです。
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