2018年4月23日月曜日
火花がパッチン
先週投稿した「フィリピン暮らし あるある」で書き漏らしていた件。フィリピンでとてもよくあるのが、電源コンセントに電気製品のプラグを差し込む際に、パッチンと来る火花。
これって昔は、日本でもかなり頻繁にあった記憶が。いつの頃からか、あんまり見なくなりましたが、ここフィリピンでは毎度のこと。最初は220Vの、日本の倍の電圧のせいかと思ったり。でも考えてみると、仕事やらプライベートの旅行でよく行った西ヨーロッパ諸国は、全域が220Vでフィリピンと同じ。そんなの覚えがないなぁ。
例によってネットで調べてみると、周辺の東南アジア諸国や中国でも、同様の状態とのこと。中国の場合、電圧の不安定さが尋常ではないケースもあって、火花どころかパソコンがぶっ壊れてしまうこともあるらしい。
電圧がらみでよくある事故が、日本から持ち込んだ110Vにしか対応していないドライヤーを、フィリピンで使って火を吹かせたり爆発させたりという悲劇。海外旅行でも使うことが多い、スマホやタブレット、パソコンなどに付属しているアダプターは、110〜220Vのマルチ対応が普通なので、それと同じ感覚になってしまうんでしょうね。
実は私も20年以上前に、マニラのホテルでラジオ付きのCDプレーヤーを1台オシャカにした経験があります。そのホテルは、日本やアメリカからのお客さんへの配慮で、110Vのコンセントも併設。うっかり挿し間違えてしまったという次第。
それはさて置き、コンセントの火花。
原因は、埃や湿気だったり、タコ足配線で負荷がかかっている状態などだそうです。火災にもつながり危険なので、コンセント周りをきれいに保って、タコ足配線はやめなさい、とのご忠告。当たり前ですね。
ネグロス島の我が家の場合、それに該当するようなことが皆無でも、本当によく起こる火花がパッチン。220Vの電圧のせいだと思っている、在留邦人の方も多いようですが、電圧そのものではなく、コンセントとソケットの形状が、きちんと合致していないことから起こるという説も。
これは日本とは全然違うコンセント形状を言っているのではなく、形は日本でもお馴染みの豚の鼻タイプ。工業規格で決まっているので、違うはずがないと思いきや、あんまり丁寧とは言えない生産工程で生み出される商品。やたらキツかったりユルユルだったり。そこまではっきり分からなくても、抜き差しの時に、軽い接触不良が起こる程度に、寸法が合っていないということらしい。
たいへん尤もらしい話ながら、最近購入したJBLのスピーカーで、コンセントにつないだアダプターを、本体と接続する際にも起こるのは説明しにくい。フィリピン的には、かなりの高級品だし、そんなに安っぽい部品を使っているようにも見えない。
消去法で行くと、考えられる原因は、やっぱり電圧が不安定だからということなんでしょうか。電気メーカーに勤務していた者が尋ねるのは、はなはだ恥ずかしいことながら、どなたかフィリピンの電気製品事情に詳しい方、火花の理由をご存知でしたら教えてくださいませ。
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私も以前に調べたことがあります。
返信削除●埃が原因は2つ
1.プラグを差し込んだ時に火花が出るパターン
コンセントやプラグに埃などのゴミが付着している。
女性に注意が必要なのは、長い髪がプラグ(の端子)にあたった状態でコンセントに髪の毛ごとコンセントに差し込んで、髪の毛にショートして発火することがある。
2.何もしていないのに火花が出る「トラッキング」というパターン
プラグに付着した埃が湿気で「水分」を含んでしまい、その水分を含んだ埃に電気が流れると、そこに熱が発生し、それが発火温度を超えた時に火花が発生する。
●電流または電圧が原因は4つ
1.タコ足配線をしている
2.高電圧がかかった
3.プラグをゆっくり差し込んでいる
ゆっくり差すと、コンセントとプラグの空間部分に火花が飛び易くなるので、火花が飛ぶ時間的余裕を与えない(笑)スムーズな差し込みがよい。
4.電源をオフにしないままプラグを抜いた
機器の電源をオンにしたままプラグの抜き差しをすると、電流が一気に流れるため、火花が出ることがある。
埃が原因の2番は、日本のレストランでの火事の原因に多いそうです。「厨房の冷蔵庫のプラグが『トラッキング』を起こした。」というもので、昔は保険の支払い対象外とする保険会社がありました。
電流または電圧が原因の4番は、私が実際にフィリピンで起こしたことがあります。
扇風機を作動させたままプラグを抜いた時、コンセントから火が噴き出しました。
フィリピンは熱帯の国だから、空気が乾燥なんてしていないし、火事なんてそんなに起こらないだろうと決めつけていたことが恥ずかしいです。