2017年5月20日土曜日

一時帰国2017 介護移住に向けて


すっかりご無沙汰してしまいました。
先週から10日間、日本に一時帰国しておりました。パソコンもスマホも持って行ったので、環境としてはブログ更新できたのですが、やはり1年ぶりの帰国。親戚や友人に会ったり、美味しいものを食べにいったりで、朝から晩まで出歩くことが多くて、ゆっくり物書きをする時間を捻出できませんでした。

また、今回は息子を連れての親子旅。まだ11歳なので、単独行動させるわけにもいかず、どこへ行くにもいつも一緒。万博公園で大観覧車に乗ったり、昨年オープンした京都の鉄道博物館を見たりで、子連れ観光も楽しみました。



さて一時帰国の主目的は、81歳の父と80歳の母の介護をどうするかの相談。と言っても、二人とも年齢の割には元気すぎるほどで、父はまだ建築現場監督の仕事をしてるし、夫婦揃って週一でゴルフ。頭も足腰もしっかりしてます。

しかしながら、問題は住宅。諸般の事情があって、毎月かなりの額を家賃に当てなければならず、今の場所に住み続けるのが難しくなってきました。そして二人一度に「コロッ」と逝ければいいけれど、どちらかがボケたり寝たきりになるリスクもあり、そろそろ子供との同居を考えたいとのこと。

私には弟が二人いて、当然もう独立していて親とは別居。でもこれまた諸般の事情で、弟たちが両親を引き取るのはかなり難しい。特に居住スペースで比べると、3年前フィリピンに建てた我が家はダントツで広く、最初からゲストルームも備えているので、今すぐに同居もできます。

実は昨年11月に両親がしばらく我が家に逗留した目的には、移住を見据えての調査も含まれていました。海外での業務経験がある父は、移住に乗り気。でも母は、やはり日本語で話せる友達がいなくなることや、気ままに出歩くことに制限がかかるフィリピン・ネグロス島暮らしには、かなりの躊躇があります。

そこで今回、何年かぶりに親兄弟の一家5人が集まっての家族会議となった次第。そして結論は、父親がもう1年か2年仕事を頑張って、フィリピンの家の増築資金を貯めてから移住ということになりました。

母は、義理の娘である私のフィリピン人家内がお気に入り。「癒し系」嫁なんだそうで、最後の最後はフィリピン嫁との同居が、母の背中を押したような形になりました。その他にも、メイドさんも看護婦も住み込みで雇えるとか、年中温暖だとかの好条件はあっても、一番大事なのは誰と住むかなんですね。

まぁ、いろいろとたいへんではありましたが、今回会って話した友人の中には、もう両親とも他界していたり、存命でも重度の要介護者だったりで、改めて現在私の置かれた状況が、神さまに感謝すべき幸運に恵まれていることを実感しました。

そんなわけで、ここしばらくモヤモヤとしていた問題が期限付きで方向が決まり、気持ちはスッキリ。家族会議以降はリラックスモードで、息子と二人の食べ歩き・遊び歩き珍道中となりました。次回から何回か続けて、一時帰国中のエピソードを投稿したいと思います。


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