2018年8月28日火曜日

日本の若者13人 


昨年(2017年)、ネグロス島シライ市の自宅から徒歩10分ほどの、同じサブ・ディビジョン(宅地)内に開校した英語学校、アクティ・ラボ。若き経営者、ユーキ君とサヨさんによる、座学ではなく、街に出て生きた英語を実践する学習スタイルと、小規模ながらアット・ホームな雰囲気が功を奏して、日本からの生徒さんが途切れることがありません。

特に、日本で学校や職場が夏季休暇に入るこの時期は、フル・キャパシティ状態。教室兼宿舎の、比較的大きな一軒家だけでは足りず、シライ市の中心部にある、旧富豪邸を改装したペンションハウス、ジャーマン・ウンソン・ヘリテージ・ハウス(German Unson Heritage  House)を一時的に借りるほどの盛況です。

そのアクティ・ラボで現在勉強中の、私の姪っ子を含む11人の生徒と、ユーキ君とサヨさん、合計13人が、昨夜(8/28)我が家にやって来ました。

日頃、短期留学生や、近所のNGOにインターンで参加する方など、若い日本のお客さんは珍しくないとは言え、こんなにたくさんの人が一度に、というのは新記録。年齢的なものに加えて、共同の下宿生活を送っているような状況の人たち。もう長年の友達同士のような仲良しグループ。その陽気な喧騒ぶりには、圧倒されそう。

考えてみれば、わざわざ休暇を利用して外国で勉強しよう、しかもアメリカやオーストラリアではなく敢えてフィリピン、さらにマニラ・セブを外して、日本人がほとんどいないネグロス島のシライに来るような若者たち。内気で引っ込み思案な性格のはずがないですね。


この日のために、食材を買い揃え、当日は早朝から厨房に立ちっぱなしの調理。用意した献立は、日本式のカレー、エビの煮汁で炊き上げたエビ・ピラフをメインに、サヨさんからのリクエストによる餃子、フィリピン式春巻きルンピア、麻婆豆腐、キューピーマヨネーズをたくさん使ったポテトサラダ、豚肉の串焼き、ついでに余ったお米のおにぎり、忘れてはならない、豆腐とワカメの味噌汁。

自作はここまでで、食べ盛り13人の食欲に備えて、近所にある宅配ピザを2枚注文し、さらに念のため、アクティ・ラボからの持ち寄りとして、メイドさんに作ってもらったパンシット・カントン(焼きそば)に、炊いた白米を5合。

嬉しいことに、みなさん涙を流さんばかりに、美味しい美味しいと、食べてくれました。予想通り、一番好評だったのは、おにぎりと味噌汁。日本からマダムMに持って来てもらった、海苔と梅干し、味噌を惜しげなく使った甲斐がありました。それほど長期間、日本を離れているわけでもないけれど、やっぱり恋しくなる味なんですね。



それにしても、やっぱり若さってすごい。大量の料理が、最初の30分ほどで、ほぼ完食に近い勢い。通常なら、ホームパーティで作った料理は、その後数日ぐらい家族の食事を賄える分が残るところ、今回はせいぜい1回分。

食後は、13歳の息子が出してきた、クロスワードゲームで盛り上がりました。英語を勉強しにきた人のツボにハマり、ネイティブ並みの息子は、その場を仕切る先生役になれて大喜び。いつもは食べ終わったら、自室に籠もってしまうのが嘘のようです。良かったの〜。

これだけ喜んでもらえるんなら、本気でケータリングサービスでも始めようかと思うほど。終日手伝ってくれた、メイドのライラは、餃子ならシライでも商売になると太鼓判。10個で50ペソと値付けまでし始めました。ちょっと安過ぎるんとちゃうか?

ということで、こういうのは私も大好きなので、心から、またのお越しをお待ち申し上げております。


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