2020年12月20日日曜日

子供と犬と酔っ払い


またもや騒音にまつわる投稿です。

最初に書いておきたいのは、日本人がフィリピンに住もうと思ったら、よっぽどの山奥とか、周囲に宅地のない、田んぼや畑のど真ん中、みたいな立地じゃない限り、近隣からの生活騒音は、ある程度覚悟するしかないということ。

もう、基本的な常識や感覚が違い過ぎて、ゼロ・トレランス(寛容度ゼロ)で立ち向かったりしたら、メンタルに支障を来すこと間違いなしです。

実は、3ヶ月ほど前に、深夜に向かいの家の酔っ払いが騒ぐのに閉口して、その家に面した2回の居室を、裏側に建てたゲストハウスへ移転したばかり。(プチお引越し)皮肉なことに、苦情申し立ての効果が多少ともあったのか、以前に比べるとずいぶん静かになってます。

それでも、ベッドやでかい書斎机を元に戻すのも面倒なので、そのまま、ゲストハウスに居着いてはおりますけど。どうせお客さんは来ないし。

すると今度は、そのゲストハウスの方でちょっとした問題発生。

隣、というには少し距離がある近所の家。こちらは以前、犬2頭の放し飼いで文句を言った家族なんですが(路上で犬の放し飼い)、最近、親戚と思われる、小学生ぐらいの子供たちが同居を始めました。兄弟らしく、よく似た顔の二人。子供好きのフィリピン人には申し訳ないことながら、この二人がドラえもんに登場する「ジャイアン」みたいな小太りの悪ガキ。可愛くないこと、この上なし。

このガキどもが、なぜか自分の家ではなく、わざわざゲストハウスの前に来て、自転車で行ったり来たり。補助輪付きの子供用なので、普通に走っているだけでかなりうるさいのに、二人揃って絶叫するんですよ。

まぁ、この年齢の子供が大声を出して遊ぶのは仕方ないにしても、ちょっと度が過ぎるというか、まるでテーマパークの絶叫マシンに乗ってるんか?というぐらいの勢い。その上、これを朝の6時とか7時から夕方まで、休憩を挟みながら何時間もやってくれます。

一昨日は、これに加えて、幼稚園ぐらいの女の子が参戦。同じように真似をして、金切声を上げるもんだから、クーラーつけて窓を締め切るしかないという有様。さすがにこれはちょっとひどいので、表に出て「静かにしろ〜!」と英語で叱りつけました。

それからは、ゲストハウス前では叫ばなくなって、一応はホッとしましたが、やっぱりガラガラと自転車遊びは続いて、その度に我が家の飼い犬ゴマが「侵入者接近」とばかりに吠えまくる。あ〜あ。

実は、私は、大の子供嫌い。

こう書くと、リアルで私を知ってる人は、驚くかもしれません。昔は、本当に子供がダメで、満員電車の中で泣いたり騒いだりされると、ものすごい苦痛。それが、よくある話ながら、自分に子供ができた途端、少なくとも赤ん坊の泣き声は大丈夫になり、フィリピンに来てからも、4〜5歳ぐらいの子供なら、抱っこしたり一緒に遊んだりができるようになりました。

ただしこれも相手の出方次第。躾がなっていない「野生児」みたいな子供には、今でも拒否反応が出てしまいます。特にフィリピンの場合、中途半端に裕福な家庭の子供って、周囲から甘やかされているのと、欲しいものは手に入りやすい環境のせいか、我儘が目に余るガキが多い。今回、自転車で暴れ回っている子供たちは、典型的にこのパターン。

ということで、フィリピンでは、子供と犬と酔っ払いとは、まともに喧嘩しても無駄。相手が変わることは、まずあり得ないし、社会的に騒ぐのは当然と見なされいているので、こっちの感覚を変えない限り、フィリピンで生きるのは難しいと、今更ながら悟った次第です。

それにしても、あの子供たち、土日も平日も関係なしで、オンライン授業とか受けてないのかなぁ?



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