日本では桜前線が北上中で、ちょうどこの週末、関西が花見のピークを迎えたらしい。フェイスブックには、友達がアップしたお花見写真がいっぱいです。3月末から4月のこの時期のフィリピン・ネグロス島はと言うと、夏の始まりの季節。乾燥した強い風が吹き抜けて、最高気温は連日30〜35度。でも大阪や東京の真夏のような耐え難い蒸し暑さはなく、日中でも日陰では意外に涼しい。
しかしながら、今年はエルニーニョの影響が残っているのか、いくら乾季でも雨が少なすぎる気がします。例年は、お昼すぎまでカンカン照りでも、夕方には豪雨があったりしましたが、記憶にある限りこの3月初旬以降、私たちの住むシライの市街地では、まとまった雨は皆無。
洗濯物はよく乾くし、毎日屋外コートでテニスできていいのですが、こうなってくると旱魃の心配が出てきます。真っ先に影響を受けるのは農業で、市場の野菜の値段がジワジワ上がってくる。庭の芝生も随分と茶色いなぁ。
そして増えるのが停電。日本でも酷暑の頃の昼間は、冷房全開で電力不足。事情はネグロス島でも同じです。でも違うのは、頻繁に長時間の停電になること。私たちの住む地域を管轄しているのは Central Negros Electric Cooperative.inc (中央ネグロス電力)通称CENECO(セネコ)と言う電力会社で、一応計画停電の場合は、事前にAMラジオなどで告知があります。
ところがこの告知、時間もエリアも確かなところは、停電になってみないと分からない大雑把なもの。だいたい平日の真昼間に、ほぼ半日、朝から暗くなるまで電気を止めるのが常態化しているのはすごいですね。さらに数十分〜数時間の突発停電は、本当に日常茶飯事。
自家発電の設備がある富裕層や大手の事業場ならば、半日ぐらいはなんとか凌げますが、近所で飲料水の販売をしている小規模な精製水業者さんなど、1日まったく商売にならない。先週は、たまたま我が家の水がなくなったタイミングとかち合って、心細い事になってしまいました。
さて、いよいよ4月〜5月のフィリピンの真夏に突入しました。台風が来たりすると困りますが、そろそろ多少は雨が降って欲しい。
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