出典:ABS・CBN
例年より長くて暑い乾季が、未練たっぷりに居座っていたフィリピン・ネグロス島。今週の月曜日から、遂に本格的な雨季の到来となったようです。
季節の変わり方は例年通りで、グラデーションのように徐々に、ではなく、突然ブチっとスイッチが切り替わる感じ。派手な土砂降りの後、瘧(おこり)か、憑き物が落ちたように、空気がすーっと涼しくなりました。
じっとしてるだけで滲んできた汗も止まり、額に二つも出来ていたニキビが数日で完治。就寝時にはエアコンどころか、扇風機付けっ放しでも寝冷えしそうなぐらい。相変わらず気候変化が極端なフィリピンです。
テレビニュースによると、マニラ首都圏では熱帯低気圧の影響で、水不足なのに(断水 マラテ地区で深刻化)街は洪水と、まったく異常と言う他ない状況なんだとか。ただ、一時的な降雨ではなく、モンスーン(季節風)がもたらす雨季になったので、現在、史上最低レベルまで下がっているマニラ近郊貯水池の水位も、今後戻るだろうとの報道もあります。
元々、水不足の心配があまりなかったネグロス島。過ごしやすくなったのはいいけれど、裏庭のゲストハウス工事現場を抱える施主としては、喜んでばかりもいられません。
順調ならば、今頃は、スチール瓦で屋根が葺き終わり、少々の雨なら問題なく内装作業にかかれたはず。ところが頼みの「カラー・スティール」代理店。営業さんのフットワークがイマイチで、要所要所で数日づつの遅れ。測量が済んで、見積もりを持ってくるのが今日(6月27日)になってしまった。
ここから発注をかけても、材料納入まで、最短で10日かかってしまうとのことなので、屋根が完成するのは、7月の半ば以降。こういう所がフィリピンですね。それでも今回の工事は、全体で見れば致命的なチョンボもないし、フィリピンにしては上出来と言うべきか?
工事以外にも、何かとやることが多かった今週前半。まずは月曜日の朝から出かけたのが、エミッションテスト。日本的に言えば、一種の車検制度。ただ、日本のように車全体の整備ではなく、排気ガスを計測して、このまま乗り続けて良いかどうか、合否判定をするだけ。作業そのものは10分か15分で済みます。
ところが、2年前まではシライ市内にあった、エミッションテストの検査場。これが突然閉鎖され、隣街のタリサイでも去年限り。今年は州都のバコロドまで行く羽目に。人も車も多いバコロドであっても、施設は貧弱なので、一箇所で一日に処理できるのが、せいぜい40〜50台程度。
バコロドとタリサイの市境付近にある
エミッションテスト・センター
市内に検査場が何軒あるのかは分かりませんが、自宅から一番近い、朝8時にオープンの場所で、7時過ぎにはすでに整理券番号が24。周囲には商業施設が何にもない状況で、時折の土砂降りの中、4時間も待つことになってしまいました。毎度のことながら、管轄のフィリピン陸運局(略称 LTO)のサービスの質の悪さ。ドゥテルテ大統領から、フィリピンの役所で最悪と名指しされるのも、よ〜く分かります。
やっとの思いで取得した、エミッションテストの合格証明。次はこれを自動車保険の窓口に持って行って、保険の更新...となるはずが、毎年同じ手続きをしている場所で「ここでは受け付けられない」の一点張り。まったくラチが開きません。面倒なので、家内の時間が取れる時に出直すことにしました。
翌日以降も、現場の巡回中に足場の角材で頭ぶっつけて怪我するわ、反対側隣家の新築工事中の大工とは、我が家のガレージ脇に放置されて、邪魔で仕方ない土砂の撤去を巡って喧嘩になるわ。何だか、雨季になった途端、苛立つ事ばかり起こります。
ということで、昨日はセラピストの出張マッサージで、ボディマッサージの1時間コース。日本への一時帰国以来、放置していた「フィリピン美女図鑑」の新作も再着手。やっと涼しくなったので、この週末にかけては、心穏やかに過ごしたいと思います。
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