2021年5月4日火曜日

凧やヤモリが電気を止める

このブログでは、定番となった停電ネタ。以前からご愛読いただいている奇特な方々には、もう耳タコかも知れませんが、相変わらず停電の多い、ここフィリピン・ネグロス島。

数ヶ月も調子が良くて、停電のことなど忘れた頃に、急に頻発を繰り返し。ちょうどここ数週間ぐらいがピークのようで、何日も連続だったり、1日に2度3度と起こったり。今日(2021年5月4日)も、午前中と午後、それぞれ1時間ぐらい電気が止まりました。

洪水や強風、落雷などの自然災害が原因なら、ある程度は仕方がない。日本だって、そういう時は停電します。でも、私が記憶する限り、阪神淡路大震災級の地震でもない限り、1時間以上も送電が復旧しないなんて、滅多になかった。

近年、マニラ首都圏では、めっきり停電は減ったそうですが、1980年代には、連日8時間なんてこともあったらしい。これは、シンプルに発電量に対して使用量が多過ぎだったんだそうです。なので、節電のための計画停電で、事故で電気が止まる「ブラック・アウト」と区別するために「ブラウン・アウト」。

この呼称が定着したのか、今でもフィリピンでは、突発の停電も計画停電も、ぜんぶブラウンアウトと呼ばれています。初めてネグロスに来た時には、何のことなのかよく分かりませんでした。

そんなお国柄なので、さぞや発電事情は遅れているんだろうと思いきや、全土で見れば、大規模な太陽光発電所の建設が計画されていたり、お隣のギマラス島には、風力発電施設がすでに稼働中。私の住むシライ市内にも規模はさほどでもないながら、太陽光発電所はあります。

新しい物が好きで、今流行りの「脱・化石燃料」「サスティナブル(継続可能)」な、エネルギーに注力するのはいいけれど、電力サービスの基本中の基本である「安定供給」は、どうなってるんでしょうか?

最近は、フェイスブック上にある電力会社のホームページに、停電の情報が投稿されるようになりました。それによると、何処そこの送電線や変電施設の不具合で、自動的に送電が停止したとか、手動で止めたとか。稀に大規模なシステム障害で、隣島のパナイにまで及ぶ、広域停電なんてことも。

そこから察するに、どうやらメンテナンス不足や、部品の老朽化が主な原因らしい。これで電気代が安ければ、文句も言えないんですけど、暑くてアエコンを使い始めると、月の電気代が10,000円近くになることもあります。物価も人件費も日本に比べたら格安のネグロスなのに、日本とあんまり変わらない。

その上、数ヶ月に一度は、12時間も電気を止めての修理・点検もしている。日本の電力会社と比較するのは、あまり意味がないにしても、普通は、送電したままでしませんか?

さらに驚くのは、ヤモリが送電線に触れてショートしたとか、今日など、誰かが墓地で凧揚げしてて、それが引っ掛かったのが原因だとか。以前にも投稿したように、電柱の下で焚き火して燃え移ったなんてのもありましたね。この間は、工事中のクレーンが誤って電柱を倒してしまう事故も。

とにかく、ちょっと想像もできないことが、停電の原因になるフィリピンの地方都市。これから、移住して家を建てようという方は、発電機の設置を、強く強くお勧めする次第です。ほんとに、日中の暑い盛りに扇風機も使えないのが数時間って、ほとんど拷問ですからね。



0 件のコメント:

コメントを投稿