母屋が完成してしばらくの、5年前ぐらいまでは雨漏り。2階のベランダは、当初、屋根のないオープンな設計。ところが防水工事が全然ダメで、階下の玄関や子供部屋に雨がダダ漏り。広さ30畳分にも及ぶ大屋根を増設して、この水難とはサヨウナラ。(2階ベランダのリノベーション)
それ以降は、新築時に購入した洗面台やシャワーブースが、大ハズレの不良品だったことによる、水漏れ対応。こちらは小規模リノベを繰り返すことで、何とか凌ぎました。(シャワールーム・リノベ大作戦)
しばらくは、大丈夫だったのが、またもやあちこちにガタが出始めた今年(2019年)。雨樋の腐食でベランダへの派手な雨漏り。たまたま同時期にゲストハウスを建て始めた頃だったので、新築の屋根を発注した業者に修理を依頼。これだけでも結構な出費に。(やっと終わった屋根修理)
そして今年2度目の水難は、例の洗浄便座の設置に伴って起こりました。と言っても、洗浄便座の品質が問題だったのではなく、その取り付けを頼んだ大工さんが「やらかした」失敗。
試験的にゲストハウスに導入した、アメリカン・スタンダード製の洗浄便座。(快感、洗浄便座)これがとても良かったので、母屋にある2つのトイレ用に追加購入したのが、先週の土曜日。新規に雇ったドライバーに運転してもらい、隣街のタリサイ市にあるホームデポのウィルコンに行ってきました。
まだ売ってるか、品切れしてないかとの心配はまったくの杞憂で、トイレタリー商品の売り場では、洗浄便座の大キャンペーン状態。ずらりと並んだアメリカン・スタンダードの商品だけでなく、18,000ペソ(約40,000円)という、日本のウォシュレットと同じく、温水、温風乾燥機能など備えた高額機種も。
”スパレット”という呼称で商品訴求
まだまだ庶民に行き渡るまでは、時間がかかりそうですが、元々、排便後に水洗いするカルチャーを持つフィリピン。おそらく価格が下がれば、使ってみようと思う人は多いでしょう。
さてこれでトイレが一段と快適になると喜んだのも束の間、翌日の日曜日に来てもらった、大工のリトとリーボイ。やたら取り付けに時間がかかってると思ったら、2階トイレで元栓パイプと便器をつなぐ、樹脂のコネクター部分を壊してしまったようで、ジワジワと水漏れが止まらない。
日曜日なので、新しい部品を買うにも、店が開いてない。仕方がないので、月曜日の朝に再工事となりました。その上、水を止める時に、関係のないバルブをいじってしまい、使っていない水タンクに注水。いつまで経っても加圧ポンプが動きっぱなし。それに気づいてバルブを閉めたら、今度は家中の水圧が下がってしまった。
水圧が足りないので、せっかくの洗浄便座は使えないし、シャワーもダメ。まったく何やってんだか。やっぱり専門外の大工さんじゃなく、配管工に頼めばよかった。
翌日、約束通り朝8時に来てくれたリーボイ君。防水テープぐらいではラチが開かず。結局周囲のタイルをカチ割って、大穴を開けてコネクターの交換。水漏れは何とかなりました。
ところが、加圧タンクは空っぽになっているのに、ポンプが動かないので、やっぱり水圧は上がらない。大工さんが3人ぐらい寄ってきて、ワイワイガヤガヤやってるけど、所詮は専門知識のない烏合の衆。勤務中の家内に電話して、職場にいる配管工の人に、終業後に来てもらうことに。
家内が勤務する、フィリピン教育省の地方事務所。教師のサポートやカリキュラム作りだけでなく、田舎の小さな学校で、電気や水道メンテナンスの面倒も見ているんでしょうね。配線、配管関係のエンジニアも雇っている。来てもらったのは、そのうちの一人。実は以前にも、ポンプの修理を頼んだことがあり、私も顔見知り。
夕方、暗くなってから来てくれたエンジニアによると、ポンプ自体ではなく、タンクの水圧を感知してポンプの自動オンオフをする部品が、ダメになっているとのこと。手動でポンプを動かして、明日、新しい部品と交換するまで保たせることになりました。やれやれ。
ということで、今年も最後まで、「水難」に追われることになってしまいました。
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