2014年6月8日日曜日

メイドがいる生活

最近、日本では「メイド」という単語が妙な拡がり方をしてしまい、家にメイドがいるというと、自宅がメイド喫茶状態かと妄想されそうですが、そういう話ではありません。
東南アジア・中近東諸国ではメイド、つまり家政婦を雇うことが一般的です。特にフィリピンは、インドネシアと並んで出稼ぎ労働者として海外にもメイドを送り出している、言わばメイド大国。

それほど大きな家でなくても、共働きで子沢山な家庭の場合、メイドはなくてはならない存在。また貧富の差が極端に大きいこともあって、一日数百円で雇えます。

親子三人だけで住むには、分不相応なサイズの家を建ててしまったので、掃除のことを考えただけでも、メイドさんに来てもらうのは当初から必須条件。一体、どうやって探すのか?と思ってましたが、そこはフィリピン人の家内。大工さんのツテで、この4月に高校を卒業したての女の子を見つけてきました。

家内に邪推されると困るので、メイドさんはどんな人がいいかとは一切口出しせず。もちろん働き者で、気立てが良くて、若い人がいいに決まってますが、この件に関しては家内がボス。家内が気に入らないと話になりません。
結果的には、だいたいイメージ通りの人が来てくれました。



18歳になったばかりで、まだまだ子供っぽい感じですが、素直に言うこと聞いてくれるし、いちいち細かいことを指示しなくても、家事一般はだいたいできるようです。また、女の子にしては、すごい力持ちで、引越し時の家具の運搬に大活躍。何より、英語を理解してくれるのが助かります。(家内の実家のメイドさんは、片言の英語も厳しいもので)
昨日、夕食を作った時、下ごしらえや食器洗いなど、面倒なことは黙っていても全部やってくれました。これは楽だ。

しかし内心ちょっと戸惑いもあります。
私は男兄弟で育ち、子供も男の子が一人だけ。母親と家内以外、特に十代の女の子が継続的に家の中にいるというのは、実は初めて。しかも今週から住み込み。部屋数があって、浴室・トイレも別々なので、不便さはないとは言え、正直どう接したらいいのか、イマイチよく分かりません。

家族でない人が一緒に住んでいるというのは、それが子供の頃から当たり前だった家内と違って、そう簡単には慣れそうにありません。子供はもう順応してしまったようですが、どうやら私だけが取り残されて、しばらく落ち着かない日々になりそうです。


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