2015年3月19日木曜日

キッチン・バトル

毎日の料理を作り始めてからかれこれ半年以上経って、すっかり料理が日常生活の一部になりました。朝は家内に任せていますが、お昼は週に3〜4回、夕食はほぼ毎日作っています。

だいたい私の料理は、子供も家内も美味しい美味しいと食べてくれてますが、時々調理方法で家内とモメることがあります。カレーやハンバーグなどの日本ではポピュラーでもフィリピンでは家庭料理にはない献立の場合は平和なのに、フィリピン料理の場合が難しい。特に魚。

さすがにフィリピン料理の味付けは家内に教えを乞う立場なので、そこで衝突はないけれど、問題は魚のさばき方。家内だけではなく、フィリピンでは家で調理する場合に三枚におろすということはあまりしないようです。以前にも少し書いたように、煮魚でも焼き魚でもぶつ切りで出てくる。

作ってもらってる時は、魚の切り方に文句など言いません。でも自分でやるとなると食べやすい方がいいので、頑張って三枚におろしてます。どうも家内はそれが気に入らない。煮魚は骨や皮も一緒に煮込まないと、味が十分に出ないと宣う。

それではと、先に骨だけ煮込んでスープを取ってから骨を捨てようとすると、まだ肉が付いているからもったいないと言って、タッパーに入れて冷蔵庫に仕舞い込む。いつ食べるのかな?と思っているうちに家内はすっかり忘れてしまって、結局捨てたんですけどね...。

ことほど左様に、比較的食文化が似ている日本とフィリピンでも、故郷の味に関しては、細かいことにも妥協できないもの。最近フィリピンでも時たま見かける「エセ日本料理」は、食べる気にならないですから。


フィリピン料理のチョプスイ(野菜の煮物)と
焼いたミルクフィッシュ



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