2015年3月29日日曜日

マンブカル 〜国際観光地を目指せる...か?〜

日本人が設計・施工した露天風呂があって清潔なスパも併設。大きなプールで家族でも楽しめる。最寄りの空港から1時間ほどで行ける温泉リゾート...と書けば日本人観光客も興味を持ちそう。観光資源の原石としては、とても素晴らしいポテンシャルを秘めているのは間違いないマンブカル。

でも肝心カナメの宿泊施設と食事が、どうにもヤル気を感じられないのが残念なんですよ。外観は魅力的なコテージがあるのに、メンテナンスが全然ダメ。10年前に来た時もトイレは壊れていて水はバケツに溜めて流さないといけなかった覚えがありました。今回たまたま同じ部屋になったところ、何と同じ箇所が壊れたまま。10年間放置なのか、修理したのに壊れたのかは分かりませんが、これはひどい。



壁も天井も相当ボロが来ていて、いくら1泊2000円程度とは言えこれは頂けません。おまけに窓にも扉にも網戸がないので、せっかく朝晩が涼しい気候なのに締め切ってクーラーつけないと虫が入り放題。自炊できるよう設計されたのか、流し台があっても、冷蔵庫もコンロも何にもない。盗難を恐れるのなら、せめて有料でのレンタルとかできないもんでしょうか。それから、せめてインターネットは繋がってほしい。

フードコートは貧相で、安いんでしょうけどリゾート気分にはとてもなりません。温泉やスパが充実しているので、この「片手落ち感」は半端ではないですね。

自炊でいくなら、中途半端なフードコートなどやめて、米・肉・野菜・シーフードなどのバーベキューメインの食材を売って、コテージのキッチンはちゃんと料理を作れるようにするとかあるでしょう。上手にやれば、健全なイメージの温泉のあるトロピカル・リゾートということで大きなビジネスにできるのに、何とももったいない気がします。

前から感じてますが、タイやベトナム、マレーシアなどの他の東南アジア諸国に比べると、フィリピンは観光地としての売り込みが本当にヘタですね。実際に来てみれば、セブやボラカイ以外にもいい場所はいっぱいあるのに...。


0 件のコメント:

コメントを投稿