しかし我が家の場合、この時期に日本の教科書が届き、息子は別に強制したわけでもないのに「自習」してます。もちろん一日中やってるのではなく、せいぜい1日1時間かそこらですが、どうやら本を読むこと自体が好きらしい。教科書以外にもハリーポッター(英語の原書)や、私の本棚から引っ張り出してきたスタートレックの関連書籍(日本語)、そして先日お客さんにお願いして日本から持ってきていただいた、子供向けの雑誌「てれびくん」など。やや乱読気味。
日本の教科書というのは、小・中学生の日本国籍を持つ子供を対象にした、日本大使館、領事館が行っているサービスで、4月頃と10月頃の年2回、子供の学年に合わせて教科書の無償供与。ありがたいことですが郵送してくれないので、ネグロス島の場合ビサヤ諸島管轄のセブにある領事館まで取りに行かないといけません。
さて、もうすぐ新学期のこの時期、ショッピングモールなどに行くと通学用のカバンのバーゲンセールでどこも大賑わい。日本のランドセル型の背負うタイプは少なくて、車輪付きの旅行カバンみたいなものが多い。何故かというと、毎日ほとんど全教科の授業があるので、小学生に持たせるには重すぎる量の教科書とノートを持っていかないといけないから。
英語、算数、理科(サイエンス)、社会、フィリピン(タガログ)語、宗教(クリスチャン・ライフ)、母国(イロンゴ)語、コンピューター、これらに加えてMAPEH(マペ)というのがあります。Music / Art /Physical-Education / Health の略称、要するに音楽・美術・保健体育。使用言語は基本が英語で、必要に応じてフィリピンの言葉を二つ。内容を見ると、小学生にしてはかなり高度なことを教わっているようです。
改めて考えてみると、これで夏休みまで勉強のプレッシャーをかけるのは、可哀想かも知れませんね。さぁ、来週から頑張れフィリピンの小学生!
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