2016年1月2日土曜日

暴発!フィリピンのお正月


明けましておめでとうございます。
また、新しい年がやって来ました。今年もフィリピンは例年と変わらずの騒々しいお正月です。クリスマス前後から爆竹が鳴り始め、夜には市役所前の市民広場で派手に花火が打ち上げられます。そして、だんだんとヒートアップ。大晦日にもなると、昼間っから住宅地でもバンバンと轟音が。

日本でもパーティの時には三角コーンのクラッカーを鳴らしたりしますが、あんなに可愛いらしい代物ではなく、銃の暴発にしか聴こえません。マニラなどの大都市では、本当に拳銃を祝砲代わりに撃つ人もいるらしい。こちらでは合法的に銃の所持はできるし、違法でも割と簡単に入手できてしまいます。そして流れ弾で怪我人も...。

いよいよ後数時間で新年という頃になり台所で料理の用意をしていると、隣家でどデカイのを破裂音。その度に飛び上がるほどびっくり。まったく心臓に悪い年の瀬です。実際、かなり危なくて、毎年指や腕を吹き飛ばしたり爆竹屋さんが建物ごと爆発する事故が多発。正月一日の昨日もマニラで爆竹が原因の大規模火災が発生して、3000人が焼け出されました。

来年の大統領選挙に出馬を表明している有力候補が、公約の一つに爆竹の禁止を掲げているほど、フィリピンの社会問題。しかし縁起物だし、フィリピンの文化に根付いた習慣なので、そう簡単には無くせないでしょう。

ここ数年は爆竹だけでなく、少し大きな家からは本格的な打ち上げ花火が上がったりします。日本だと「煙火打揚従事者」という資格が必要だそうで、打ち上げ時も毎回、関係機関への届け出やら許可を取るんですね。こちらでは、そんな手続きあるのかなぁ?大晦日も元日の夜も、あちこちで上がってましたから、いちいちそんな手間かけてるようにも思えません。お正月に隣で花火から出火して、それをもらい火なんて、洒落にも何にもなりませんよぉ。


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