2016年5月18日水曜日

ネグロス島の太陽光発電所

先日、同じネグロス島内にあって、私の住むシライ市から車で1時間ほどの場所にあるリゾート、ラカウォン島に出かけた時のこと。ラカウォン島の対岸に位置するカディスで、かなり大規模な太陽光発電所を見かけました。

実はネグロス島では、カディスだけではなく、このシライにも同程度の規模と思われる発電所が最近稼働を始めたところ。そう言えば市役所前の広場に、作業員募集のポスターが貼られてましたね。



Google Mapで見たシライの太陽光発電所


地上からのパノラマ写真





最近の好景気で、急激な電力使用量の伸びに供給が全然追いついていないフィリピン。このブログでも何度も取り上げている通り、本当に停電が多い。かと言って、火力発電所や水力発電所を簡単に増設できるだけの資金は、ありそうにない。聞くところによると、フィリピン国内で、ただ一箇所の原子力発電所があるそうですが、安全性に疑問があって、一度も稼働せず廃炉に。

フィリピンの場合は、地熱発電が盛んで、累積地熱発電設備容量ではアメリカに次いで、世界第2位。この分野では、日本よりも進んでるんですね。調べるまで知りませんでした。それでも足りないので、熱帯の強い日差しを活用しようと、太陽光発電に乗り出したということか? ソーラーパネルの価格も、昔に比べれば下がっていることも影響してるんでしょうね。

ところで、フィリピンの太陽光発電導入の進み具合を見ていると、携帯電話が爆発的に普及した時のことを連想します。もともとランドラインの通信網が貧弱で、電話線を敷設するより安価な携帯の技術が確立された途端、日本をはるかに凌ぐスピードで広がった携帯電話。今では、月給1万円にも満たない我が家のメイドのネルジーですら、2台も持ってるほど。

太陽光と土地はたくさんあるので、今後は太陽光発電も爆発的に普及するかも知れません。まぁ、とりあえず方法は問いませんので、発電量を増やして停電を減らしてほしいものです。


2 件のコメント:

  1. 太陽光発電が稼働しても夜間停電があると聞きますが本当ですか?

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    1. 他の場所のことについては分かりませんが、西ネグロスでの停電は、電力量の問題よりも、送電や変電施設の不具合に起因することが多いようです。ここシライでも、相変わらず停電はあっても、数週間に一度ぐらい。計画停電を除くと、長くてもせいぜい2〜3時間で復旧しますね。また停電は夜間に限りません。

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