2016年5月4日水曜日

近場の楽園 ラカウォン島


一般の日本人が持つ、フィリピンのリーゾトのイメージと言えば、真っ青な空に白いビーチ...なのでしょうが、フィリピンに住む私のブログには、今までそういう場所が、まったく出てきませんでした。移住前に日本からの旅行者だった頃は、セブ(正確にはセブの向かいにあるマクタン島)・パラワン・ボラカイなどの「これぞ、フィリピンリゾート」には何度も行ってます。

しかし、ここネグロス島のシライ市に腰を据えてしまうと、ビーチリゾートが意外にも少ないことに気付きます。隣島のパナイとの間にあるギマラスや、ネグロスでも反対側のセブに近いドマゲティならば、たくさんいい場所があるんですが。

ところがこれは私が知らなかっただけで、車で1時間ほどの場所にあったんですよ。面積が32ヘクタールなので、大阪城公園の三分の一にも満たない、井の頭公園よりやや小さいぐらいの、かわいいサイズのラカウォン(Lakawon)という島。

子供達は夏休み真っ最中の4〜5月。小学校の先生をやっている義妹のジーナが、先生友達でラカウォンに遊びに行くので、私たち家族も同行することにしました。盛夏の暑さを避けて朝6時に、ジーナの学校前に集合。私の運転するミニバン含めて車2台を連ねて出発です。

ラカウォン島はネグロス島の北部にあって、シライから車で1時間弱の距離にある、カディスから船が出てます。船と言っても観光客専用の漁船程度のボートで、15名も乗れば満員。ほんの20分ぐらいの短い船旅で渡航。このスタイルはダイビングで有名なボラカイ島と同じですね。


対岸カディスの船着場



朝8時半には、もう到着しましたラカウォン島。真っ平らな砂浜だけの島に、ヤシやタリサイの木が生い茂り、かなり遠くからも、ビーチに並ぶ白いテントコテージがよく見えます。本当に絵に描いたようなトロピカル・リゾートで、これは思ったよりもはるかにきれいですね。



到着すると、真新しい待合ホールのような場所で、1日を過ごすテントやバンブーコテージのレンタル手続き。そして...そこからは何もせず、ただお喋りしたり、本を読んだりの時間。食事は島の中央にある、これまた真新しいレストラン&カフェでもできますが、今回は持ち込みランチ。先生たちはアドボや茹でたカニなどのフィリピン料理、私は日本米で作ったおにぎりを持って行きました。ビーチで食べるご飯は格別です。


私たち家族が借りたバンブーコテージ


レストラン&カフェ

午後からは島を散策。隈なく歩いても小一時間もあればお終いの小さな島は、どこも新築工事ばかり。ウィッキペディアによると、3年前のスーパー台風「ヨランダ」の直撃で、250棟あった建物が10棟を残して全部倒壊したそうです。なるほど、海の真ん中にあって風雨を遮るものが皆無の場所。文字通りの壊滅的な被害だったんでしょうね。ようやく復旧してきて、お客さんを迎えられるまでになったのが、今の姿。



そんな災害があったとは思えない、楽園のようなラカウォン島。一日美しい海と空を満喫できました。息子と従姉のジャスミンは、遠浅の海で朝から夕方まで水遊び。帰る頃にはお猿さんのように真っ赤な顔に。

家内もすっかり気に入って、次はぜひ泊まりたいとのこと。私は夕焼けや星空が見てみたい。多分、次回にはスパや、各種の娯楽設備も整うことでしょう。来年の夏休みにまた行ってみます。


宿泊用のバンブーコテージ


こちらは完成間近の宿泊施設



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