2019年5月4日土曜日

炎天下の電気材料買い付け

本当に暑い日々が続くネグロス島。地元の言葉で「暑い」を意味する、イニット(Init)を連発している毎日です。体感温度では軽く40度ぐらいは、あるんじゃないでしょうか?

それでも、日本で住んだ、大阪や横浜、福岡での真夏の蒸し暑さ、不快指数に比べると、多少ともマシなんじゃないかという気もします。国内のニュースによると、この晴天と高温は、ほとんどフィリピン全体を覆っているようで、マニラやセブを含む、41もの州で旱魃になっているらしい。

今の所、ここシライ市内では、渇水の話は聞かないけれど、水の使用量はたいへんな量になっていると思います。工事中の大工さん6人用の飲料水が、1日で2ガロン(重さが8キロ近く)という早いピッチ。メイドのライラは、これなら水道水でもいいじゃないですか?と言うぐらい。多分気付かないだろうけど、お腹こわして、仕事休まれたら困るしなぁ。

そんな炎天下、昨日の金曜日、隣街の州都バコロドへ、配線工のサルディと一緒に電気材料の買い付けに行って来ました。以前と違って、他の建材ならば、地元のシライ市内で大体は入手可能ながら、やっぱり電気関係は、あんまり安物だと怖い。また、家一軒分の配線なので量も多いし、それなりの品質のものを納得価格という条件だと、50万都市のバコロドで、となるわけです。

朝9時の約束が、きっちり1時間遅れのサルディ。スマホのアプリで呼べる、Grab(グラブ/カーシェアリング・サービス)の車で20分。やって来たのは、中国系のオーナーが経営するKLS電気サプライというお店。


中国系と聞くだけで、変な色眼鏡で見るバカな日本人もいますけど、はっきり言って、ビジネス関係だと、中国系の人の方が、時間にもお金にも、そして品質にもシビア。金に汚いなんて、まったくのデマとしか思えません。

前回の母屋建設の時から、多くの中国系経営者と付き合ってきました。シライ市内最大手の建材屋さん、窓枠メーカー、バコロドの塗料店、そしてこの電気材料のお店...。少なくとも私の経験で、お金や品物を誤魔化されたり、納期が遅れたりした試しがない。信頼度は高いですよ。しかも、どこも商売繁盛。

東南アジア各国で、経済が華僑に牛耳られてる、と言いますが、それは単純に華僑が堅実な商売をするから。陰謀でも何でもない、シンプルな事実だと思います。ただ、儲かると妬みを買うのは、世界中どこでも同じなので、それが偏見の元なんでしょうね。特にビッグビジネスになると、競争は苛烈。

ということで、たくさんのお客さんでごった返す店先で、商品を注文したのがお昼前。それからお昼休みを挟んで、午後2時ごろに品物が届く手筈。想像するに、郊外にでも倉庫がある模様。下町にある狭い店舗では、そんなにたくさんの在庫は置けないし。

さぁ、2時間もの待機。仕方がないので、近所にあるアヤラ・モールで、昼飯と時間潰し。ゴッツいオッちゃんのサルディが相手では、そんなに楽しくもないけど、仕方ないですね。ランチを済ませた後は別行動で、私は、ゲストハウス完成後に導入の、家具や家電製品の下見。

2時前に店に戻っても、まだ品物が揃うまでしばらくかかりそう。西陽に炙られながら、ただ待っているのも芸がないので、久しぶりのバコロドの裏路地などを散策。一応日陰を歩いたものの、やっぱりかなりの暑さでした。



3時前に、ようやく揃った電気材料。困ったのは配達サービスがないこと。バコロド市内だったら何とかしてもらえるけど、シライはちょっと遠い。タクシーに積むにも、長さ2メートルぐらいある樹脂パイプがたくさん。


こういう時に、48歳の経験豊富なサルディは頼りになります。どこからともなく、プライベートのトライシクル(オート三輪)を見つけて来て、シライまでの配送を依頼。サルディはそれに同乗して、私は往路と同じくGrabで帰宅。

結局、戻ったのは夕方4時過ぎ。電気材料を買い付けるだけで、ほぼ半日。暑さが堪えた1日がようやく終わった感じです。


5/3〜5/4の出費

電気材料一式:45,580ペソ
電気材料運送費:700ペソ
グラインダー交換部品等:295ペソ
大工さん給料:11,850ペソ
サルディーの手間賃:300ペソ

計:58,725ペソ

本日までの合計:318,695ペソ


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