2020年11月11日水曜日

長蛇の列でも中はガラガラ

 すっご〜く久しぶりに行ってきました、州都バコロド市内のショッピング、ロビンソンズ。別に封鎖されていたわけではなく、6月ぐらいには、ここシライからも、その気になれば行けたのですが、新型コロナ感染者が多い50万人都市のバコロド。やっぱりちょっと怯みます。

それに、わざわざバコロドまで足を伸ばさなくても、その手前のタリサイ市内には、日本からの輸入食材を入手できる、アヤラモール系のスーパーメトロというスーパーがあるし、最近は、田舎街のシライにも、大型ホームデポに家電量販店がオープン。

それでも、高級時計や宝飾関連、それにちゃんとした眼鏡店の類は、州都でないとダメなんですよね。今回の目的は、その眼鏡屋さん。1年半ほど前にロビンソンズ内のサラビアというお店で作った遠近両用の眼鏡の、鼻に当たる樹脂製のパッドが、経年変化で割れてきて、装着感が著しく悪化。その交換のためでした。

まったく自慢ではありませんが、私の視力は、眼鏡なしでは生活に支障が出るレベル。子供の頃からの本の虫だったのと、1980年代のオフィスへのパソコン導入以来30年、ずっとディスプレイと睨めっこしてきたツケが回った結果です。

その上、数年前からは年相応に老眼が加わって、コンタクトレンズでは矯正できなくたってしまいました。ハードレンズならば、遠近両用もあるのですが、残念ながらハードは受け付けてくれない我が両眼。少し大袈裟に言えば眼鏡の装着感は、生活の質の良し悪しを左右する、重要案件。

例によって運転手さんに来てもらって、家内と一緒にモールの開店時間の午前10目掛けてバコロドの市街地へ。

一時期に比べれば、検疫による規制は緩くなっても、ショッピングモールなど不特定多数の人が集まる場所へ入る時は、名前、住所、連絡先などを記帳して、検温と両手の消毒が必須。多少余分な時間がかかるかなと思っていたけど、予想を遥かに上回る長蛇の列が。え〜っ、何じゃそりゃ〜。


実はこの日、午後からイロンゴ語の家庭教師が来る予定が入って、どうしても午前中しか時間がなかった。それなら早目に終わらそうと、開店時間に到着したわけですが、それが裏目に。

行列の正体は、多くがお客さんではなく、モールの3階にある、各種役所の職員でした。免許更新センターとか、パスポートの発行窓口などなど、結構たくさんあるんですよね。ただ、日本人の感覚だと、従業員なんだから、別のゲートを専用で開けるとかすればいいのにと思ってしまう。4箇所もゲートがあるんだし。ちゅうか、普通従業員は、もっと早く来ないか?

ところが意外にもスムーズに進んで、10分ぐらいで入れたのでホっとしました。記帳は並んでる間に済ませることができるし、人によってはQRコード付きの「追跡カード」を持っていて、記帳すら不要。国家公務員の家内も、ちゃんと携帯してました。ひょっとしてこの分野は、日本よりも進んでいるかも。

ということで、半年以上ぶりに足を踏み入れたロビンソンズ・バコロド。列にいた人の多くは、階上の職場へ直行なので、それ以外の場所はガラガラ。巨大ツリーとか電飾で、クリスマス仕様の店内は、余計に寂しく感じます。開店直後の平日だから、当たり前と言うなかれ。フィリピンでは、こんな時間帯でもコロナ前は、もっと人出があったんですよ。

目的のサラビアにも、やっぱりお客さんは皆無。部品の交換だけなので、あっと言う間に作業完了。新しいパッド代の100ペソ払って、あっけなくおしまい。

ちなみに、各店舗の広さに応じて、同時に入店できる人数が決まっていて、サラビアは4名まで。スーパーや百貨店になると100名ぐらいになります。モール入場時に消毒済みなのに、いちいち各店舗でも「シュー」ってされるので、何軒かハシゴしたら、手が荒れてボロボロになりそう。


とは言え、せっかく来たんだからと、キューピーのマヨネーズとか日本製の焼きそば用生麺など、シライでは売っていない食材をゲット。ついでにゲストハウスに置く、ちっこいツリーなんかも購入しました。人が少なくゆったり買い物できて、レジで待たされないのが救い。

ということで、正午前には無事帰宅。こういう時は、メイドさんがいてくれて本当に助かります。行きがけにお願いした通り、ちゃ〜んと食卓には昼食の準備が出来てました。

かたじけなくお昼をいただいて、早速買ってきたツリーを、いつもイロンゴ語レッスンに使っている、ゲストハウスのリビングに設置。定刻の午後1時にやって来た、家庭教師のアン嬢と一緒に写真を取るなど、関西系嬉しがりの面目躍如なのでした。


なぜかアンは、赤のクリスマスっぽい服を着てました。


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