2021年6月6日日曜日

1年続いた家庭教師

 本日6月6日は、私のイロンゴ語(西ネグロスの方言)の家庭教師を務めてくれているアン嬢が、初めて我が家にやって来てから、ちょうど一年目の記念すべき日です。(本気でプロの家庭教師

昨年2020年は、せっかく軌道に乗ったゲストハウスの仕事が、呆気なくダメになり、例年ならば、毎月のように開いていたホームパーティの機会も激減。特にネグロス島の外に出られないのは、実に気伏せりなこと。

そんな暗い雰囲気の中で、週に一回、2時間だけながら、アンが来てくれたことは、コロナに明け暮れた1年で、数少ない明るい話題でした。今、過去の投稿を見直してみたら、アンにまつわる記事は、6本も書いてますね。

それは、アンの性格が明るいというだけでなく(性格の暗いフィリピーナって、会ったことないですけど)、現役の高校教師だけあって、宿題は用意してくれるし、添削の仕方も堂に入っている。自然とこちらも真面目になって、準備もするようになったから、アンが来る以前に比べると、目に見えてイロンゴ語が上達しました。間違いなく、今までで最高の先生。

と書くと、日常会話ぐらいはペラペラになったのか?と思われそうですが、それまでが、ほぼゼロに近い状態だったので、上達と言っても、メイドのライラおばさんに、家事の指示をできるようになった程度。細かい話は、やっぱり英語に戻ってしまいます。

そして以前にも紹介した通り、昨年後半から始めた、ブログのフォーマットを活用した日本語 / イロンゴ語の辞書作り。これが思いの外、イロンゴ語学習に役立ってます。最近の宿題は、その週にあった出来事を「ジャーナル」と称して、日記風にイロンゴ作文。分からない部分は、英語で書いて、それをアンがイロンゴ語に翻訳。

翌週、また同じように作文するわけですが、なにぶん来年還暦を迎える年齢ゆえ、一度書いただけで、覚えられるはずもなく、辞書を見返すと、「あれ、同じこと前に書いてた。」と、自分の忘れっぽさに呆れる始末。

英語を身に付けた頃に比べると、ずいぶんと時間も手間もかかるものの、繰り返しが語学習得の基本であることに、違いはありません。3回、4回と同じ言葉を書いて喋れば、硬くなった頭にも入ります。

最初はただの単語帳だったものが、半年もやってると、ずいぶんとボキャブラリーも増え、辞書らしくなってきました。アクセス数も少しづつ増えているので、ひょっとすると、誰かのお役に立っているのかも知れません。

ところでアンは、私にとって4人目の家庭教師。移住して9年目に入って4人なら、そんなものかと思われそうですが、最初の先生で、アンを紹介してくれたティンティンこと、クリスティン以降、途中で長いブランクがあり、再開したのが2018年。つまり実質3年半ぐらいしか、イロンゴ語の勉強はしてません。

別に私が選り好みして、取っ替え引っ替えしたのではなく、レッスンとは関係ない、やむを得ない事情での交代続き。図らずも、1年以上続いた家庭教師は、アンが初めてとなりました。

ということで、ささやかながら感謝を込めて、昨日のレッスンでは、アンの大好物、ダンキンドーナツ6個入りボックスを用意。若い女性に甘いものを贈るのは常套手段ですが、私の期待値をはるかに上回る喜び方でした。子供か?(笑)




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