2021年7月23日金曜日

錆びた水道水の浄化大作戦

 住んでいる地域や住宅によって、かなりの差はあるものの、フィリピンで悩まされるのが水道水の品質。もちろん、世界でも珍しく濾過も煮沸もせずに飲める日本の水道水と、比べるつもりはありません。それにしても、私が今寝起きしている築1年のゲストハウスは、ちょっとひどい。

何がひどいって、水が錆びてるんですよ。それも何となく錆びの臭いがする...程度じゃなくて、ガラスの水差しに入れたらはっきるわかるぐらい、赤茶色く濁っている。飲料水は別途水タンクで購入しているので、生活に困ることはないにしても、歯磨きすると錆び味。

シャワールームのタイルや便器は、週に一回メイドさんがきれいにしてくれてますが、すぐに黄ばみが浮き出してくる。まるで掃除を怠って、排泄物を付着したままにしてるみたいで、見苦しいことこの上なし。

この際なので、フィリピン人の名誉のために言及しておきますと、多くの家庭で水回りが薄汚れて見えるのは、大抵は水錆びが原因だと思われます。まぁ中には、本当に掃除もせず黄色いまま放置、なんて人もいるでしょうけど、それはよほどの貧困世帯。

そして水道管の老朽化が、錆びの元凶でしょうね。

とにかく、保守点検の類いが至って苦手なフィリピンの人々。分かりやすいのが電気・電話の配線。よくここまで無秩序にできるなと感心するほど、どこを見てもスパゲティ状態。電線はまだ見えるからいいけれど、地下に埋もれた水道管など、一体どうなっていることやら。

ちょうどこの投稿を執筆している7月23日(2021年)、マニラ首都圏は長雨の影響で、あちこちの道路が冠水しているそうです。おそらくフィリピンのどの都市でも、下水道が満足にメンテナンスされてないから。

そんなことを、外国人居候の私が思い悩んでも仕方がない。水道管が変えられないのなら、その先を工夫するしかありません。ということで、考えたのがフィルターの設置。

最初は、蛇口に先に付ける簡易式のをいくつか買えばいいかと、近所のホームデポへ。やっぱり困ってるのはみんな同じで、100円ぐらいの安いのがありました。


ところが、それで問題解決できるほど甘くはないフィリピンの水道事情。蛇口の形が見事なまでにバラバラで、何とか取り付けられたのが、4つある蛇口の一つだけ。それも安物なだけあって、浄水効果はほとんどなし。

さればと、州都バコロドの大型店へ探しに行ったのが1ヶ月ほど前。

あるところにはあるんですよね。日本でも売ってたような、デカい茶筒みたいな円筒形のフィルター。そこそこ種類が多いということは、常備品、とまではいかなくても、使ってる家が多いんだろうと思われます。

ただ、すべての蛇口毎に取り付けないといけないので、これは面倒過ぎる。しかも数千ペソ。(数千円から1万円)

いろいろ見て回って最後に見つけたのが、家一軒分の水道水をまとめて浄化する、高さが30センチぐらいの大きいフィルター。飲めるほどの浄化レベルではないからか、本体が約800ペソで、月一回程度交換のフィルターが100ペソ。

ということで先日、家内と連れ立って購入しました。ありがたいことに、別の配管工に頼まなくても、売り場のセールスマンが設置もしてくれるとのこと。へぇ、大手ホームデポのセールスなんて、全然信頼できなくて大したことない人ばかりと思ってたので、実に意外な展開。

二日後に来てくれたこの兄ちゃん、名前はフリオ君。「商品を売るには、設置の知識も必要ですから」と、至極真っ当な発言。メーカーで配管の訓練を受けたんだそうです。フリオ君の偉いところは、言うだけでなく、仕事もキチンとしていたこと。


フィルター取り付けに加えて、加圧用に設置した水タンクの水抜きも実施。作業完了後、ずっと気になってた錆臭さはほとんどなくなり、水の透明度もぐんと上がりました。(代わりに少し薬臭いのは、フィルターのせい?)


タンクから抜いた水
これで毎日、歯磨きしてたのか

ということで、蛇口を捻るときれいな水が出るという、日本なら当たり前のクオリティ・オブ・ライフを実現するのに、結構な手間を要したというお話でした。ところで母家の方は、竣工以来水質トラブルがないのは、なぜなんでしょうね?



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