女優やタレントでも、昔なら「お嫁さんにしたい」と言う雰囲気の方は「癒し系女子」なんて呼ばれたりしますね。ちなみに私の若い頃、お嫁さんにしたいNo.1は、竹下景子さんでした。今の学生さんとか、知らんやろなぁ。
私としては、「イヤシ」の語感が、「卑しい」に聴こえてしまって、いい感じがしないんですよ。それに、あまりに誰もが連発するもんだから、日本はみんな極度の疲労や病気を抱えた人ばっかりなんか?と、意地の悪い突っ込みの一つも入れたくなる。
ところが最近読み返した、1992年出版の中島らもさんのエッセー「愛をひっかけるための釘」に、こういう一節がありました。
広告関係リサーチを見ると「主婦の好む風景」の一、二、三位を「広い牧場」「海辺」「青空」などが占めている。これはもちろん閉塞された家庭の空間からの脱出願望をあらわしているのだろう。書かれたのは、四半世紀も前ですよ。求められていたのは、まさしく「癒し」。
今、自宅に来てくれているメイドのライラが見つかる前。前任のネルジーが、こっちの都合も顧みず、一方的に離職してしまってから、メイドなし状態が2ヶ月ほど続いた時。さすがに一人で、炊事・洗濯・掃除はたいへんでした。中途半端に家は広いし、毎日弁当の配達もある。もし、乳飲み子がいたらと想像すると、恐ろしくなります。
でも、家政婦を雇う習慣がほとんどない日本の場合、専業どころか夫婦共働きで、幼い子供を二人ぐらい抱えていても、家事・育児一切を、奥さんに押し付けるのが、当たり前と思っている男が多いらしい。
つまり、癒しとは言わなくても、子育て中の日本の女性たちは、昔から癒しを求めていたんですね。本当に家事・育児って、自分でコントロールできる時間がほぼなくなりますから。これはキツい。いくら仕事が厳しいといっても、よほどのブラックでもない限り、家事をやってくれる人さえいれば、帰宅したら自分の時間がある。
そして、よく考えてみたら、「主婦の好む風景」って、私が今住んでいるシライの自宅周辺そのもの。広々としたサトウキビ畑の一角に、水牛が放牧されてるし、車で1時間も走れば、真っ白なビーチのあるラカウォン島、天気のいい日にサトウキビ畑へ行けば、360度全部、青空の景色が満喫できます。
寝室窓からの風景
日帰りできるラカウォン島
歩いて行けるサトウキビ畑
水牛さんもいます
いつでも森林浴気分
ということで、癒されたい女性の皆さま、心が壊れてしまう前に、ぜひ「癒しの島」ネグロスへおいでませ。
素晴らしいところにお住みですね!!一昨年バコロドに行きましたが道が広くて交通停滞が少なく感激しました!!紹介されていた「ラカウォン島」はどこら辺にある島なのでしょうか??バンカーボートで出航する場所も教えて頂けると嬉しいのですが・・・。
返信削除シライに比べるとバコロドですら、ラッシュ時の渋滞がひどく感じられます。ラカウォンの詳細については、こちらをご覧ください。
削除https://lakawon.com.ph