前回に引き続き、パスポート受け取りのためのセブ日帰り出張について。
往復とも飛行機で、ほとんど他に便がないバコロド〜セブ。要件が早く終わったからと、ちょっと早めのフライトに変更...とはなりません。大阪〜東京だったら、空席さえあれば、飛行機でも新幹線でも、最近はスマホがあれば何とでもなるご時世。
そんな利便性は、フィリピンでは一体いつになることかと、ちょっと前だったら諦めモードだったでしょう。ところが今は、ものすごい勢いで、インフラのキャッチャアップが進むこの国。Grab(グラブ)などのカーシェアリングなら、スマホで普通に、家の前に車を呼べます。モノによってはフィリピンの方が便利なほどなので、意外に早くできちゃうかも知れません。
それはともかく、パスポートも家内の日本への再入国に関する相談事も、午前中に済んでしまって、夕刻5時のフライトまでは何もすることなし。アヤラ・センター内の日本レストラン「和民」で、久しぶりのトンカツ定食を食べていると、セブ在住のフェイスブック友達から、メッセージが届きました。
トンカツも美味しいけど、
お代わりできるキャベツが嬉しい
「時間がありましたら、お会いしてお話しませんか?」
こういうタイムリーなご提案をいただくのも、フェイスブックのお陰。単に友達になっているだけでなく、朝から飛行機に乗ったとか、朝食はUCCでとか、アホのように写真を投稿しているので、こちらがどこで何をしているかを常に告知しているようなもの。暇そうにしとるな、と思われたんでしょうね。
このお友達、実は直接お会いしたことがありません。70代の日本人男性で、例によって奥さまはフィリピン人。60歳で勤め先を退職した後セブに渡り、奥さまと出会って結婚。元々、サーフィンやスキューバダイビングなどのマリンスポーツが大好きで、ボラカイの海に惚れ込んだのが、フィリピン移住のきっかけだったそうです。
私より干支一回り以上の大先輩ながら、フェイスブックでのやり取りによると、私同様「人生の撤退戦」をすべて経験された、言わば戦友のような経歴。なので、渡りに船とばかりに、それではぜ是非お会いしましょう、となりました。
ちなみにお名前のイニシャルがM。この8月、我が家にお越しいただいたマダムMや、同じくセブ在住のレディMと並んで、このブログでは、新たなフィリピン関係友人ミスターMと、勝手に命名させていただきます。
さて、実際にお会いしたミスターM。予想通り、気難しさとは無縁の、長身で、見るからにお元気そうな方。SNSで知り合ってのオフ会ではよくあるように、お互いに初対面の硬さがほとんどありません。先方も歳下の私に、たいへん丁寧な話し方。
わざわざこんなことを書くのは、フィリピンに住む年配の男性って、こちらでの生活が長いほど、自分より若い日本人に、変に尊大な態度だったり、初対面なのに後輩か部下に対する言葉遣いみたいな人が、たまにいるからなんですよ。
それから約3時間弱、いろんなお話をさせていただきました。また、お茶をご馳走になったり、空港まで車で送っていただいたりと、至れり尽くせり。有難いことです。
ところで最近、上にも下にも、ずいぶん年齢差の大きな人と話し込むことが多いですね。年齢を気にせず、友達付き合いができるのも、日本でのしがらみから離れた立場ならでは、という気がします。
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