2018年10月26日金曜日

ネグロス移住の体験サポート 前編


前回の投稿の結びで、移住を考えている人は、迷う時間があったら取り敢えず住んでみることをお勧めします、みたいなことを書きました。もちろん、だからと言って、すぐに日本の銀行にある全預金額をすべてフィリピンへ移したり、いきなりコンドミニアム購入や自宅建設しろ、という意味ではありません。

やはり何事にも、トライアルは必要。英語の勉強とか、いろんな準備を完璧にしようとして、何年経っても動きださないのは、多くの日本人の悪い癖。本気なんだったら、まずは行動。数週間から数ヶ月でいいので、様子見で住み始めると、心配していたことが意外にも何とかなったり、逆に思いもしなかった不備が見つかったり。

私のネグロス移住の場合、20年前にフィリピン人の家内と一緒になった時、家内の故郷に住みつくことになろうとは、想像もしてませんでした。結婚後、日本にいた15年間、ほぼ毎年、最低でも1週間ぐらいは、家内の里帰りに付き合って渡航を繰り返してたことが、結果として移住のトライアルになっていた次第。

はっきりと意識して、ネグロスに宅地を購入したのが、移住の約10年前。10年間、迷っていたわけではなく、50歳到達時には、早期退職して移住を決行するという、明確なビジョンに基づいての、スタインバイでした。つまり、準備期間が10年もあったことに。

今考えてみれば、1ヶ月でも会社の休みが取れて、お試しネグロス生活ができてたら、移住後最初の1年間に出会ったトラブルは、防げたものが多かったでしょう。致命的ではなかったし、それも経験なのかも知れないけれど、結局は、時間やお金の無駄。

それでも私のように、配偶者が現地の人なら、不十分だったとしてもサポートはあるし、そもそも退職後の永住先に、日本国外の場所を選ぶという発想もできた。

つい最近、日本の報道された、企業での継続雇用年齢を現行の65歳から、さらに70歳まで引き上げる件。再来年の2020年には法制化する見通しだとか。これって誰もハッピーにならない話だと思うんですけどね。70歳まで働きたいと積極的に思う人は、それほど多いとは思えない。

ほとんどは、年金だけで生活もできず、たとえ給与が減額されても、働かくしか選択肢がないから。また周囲も、いつまでも老人が職場に居残られて、嬉しいと感じる人は少数派でしょう。特に、高齢の部下を持つ身になってみたら、何ともやりにくい。下手したら、高齢者の雇用維持のために、若い人の入社が制限されるかも。はっきり言って、政府が、年金の支給時期をできるだけ遅らせたいだけのこと。

これだと、たとえフィリピンとそれほどの縁がなくても、ビザ取得の容易さや、暮らし方によっては、日本よりかなり安く上がる経済状況などから、早めに会社勤めを切り上げて、移住を考える人が、増えるのは間違いない。それならばと、私が考えるのは、フィリピン移住が頭の片隅にある人を、具体的にサポートするビジネス。

こう書くと、すぐに思い浮かぶのは、退職ビザ取得の代行や、コンドミニアムへの投資、ここ数年だと、仮想通貨の購入など。中には悪質な業者がいて、見るからに詐欺としか思えない案件が、ネット上で散見されます。

そんな荒稼ぎ系ではなく、私がイメージしているのは、もっと地道なマンツーマンのサポート。ではどんなビジネスか? 

長くなってしまったので、詳細は、次回投稿をご覧ください。


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