2020年6月5日金曜日

フィリピンの新学期は始まらず


日本では緊急事態が解除となり、子供たちは2ヶ月遅れの新学年での登校が始まったそうですね。生徒や学生のみならず、親御さんにとっても、本当にやれやれという感じだと思います。

今月(2010年6月)から、全土の検疫が緩和されたフィリピン。交通機関や商業施設は、まだ規制はあるものの、何とか再開にこぎつけて、ここ西ネグロスでは、かなり検疫前の状態に近づきました。我が家でも、メイドさんは普通に働いているし、週一回の出張マッサージも来てくれてます。

家内はすでに職場が再開。前回投稿したように、シライ市外での買い物もできるようになって、私と家内の生活は、ほぼ以前と同様となりました。そう簡単に事が運ばないのは、今年8年生(日本の中2)になる息子。

息子が通うのは、シライ市内にあって、自宅から徒歩でも15分程度の距離にある、私立の小中高一貫のミッションスクール、聖テレシタ学院。フィリピンでは一番暑い4〜5月が夏休みで、本来ならば6月の第一週である今頃には、新学期が始まります。

ところが各種の活動規制の中でも、教育機関の再開は最も慎重を期しているようで、今年の新学期は8月24日からとの、政府からのお達し。つまり、ほぼ3ヶ月も休みが延長されることに。

通常の丸2ヶ月でも、日本人の感覚ではちょっと長すぎるぐらいなのに、5ヶ月も子供がずっと家にいるって、これこそ緊急事態。しかも、21歳未満は依然として外出禁止が続く、ここ西ネグロス州。ただ、息子の場合、この環境にすっかり順応しているように見えます。

もともと私に似てインドア派の息子。パソコン三昧に、テレビで映画。日本語でも英語でも読書は大好きだし、時々皿洗いなどの手伝いも。この頃は、Netflixに加入したので、夕食後に私と一緒に「スタートレック」を観たり。

パソコンで何をしているかと言うと、ユーチューブとゲーム。マインクラフトが大好きだけど、今はバージョンアップを持っているそうです。簡単なコードだったら自分で入力したりもするし、絵に描いたようなデジタル・ネイティブ。

これを読んだ、息子と同年代の子供がいる人は、眉をしかめるかも知れませんが、私は全然問題視してません。息子はこういうのが大好きで、毎日楽しそうだし、パソコン・映画・読書ならば、まるで今現在の私のやってることのコピペです。

考えてみると、私が中学生だった頃も、暇さえあれば絵を描いたり、好きなSF小説を読んだり。学校の勉強が無駄だとは言いませんが、その後の人生の基礎になったのは、好きなことに没頭した時間でした。

ということで、まだ残り3ヶ月近くもある「コロナ休暇」。本人が退屈したり、生活のリズムが乱れない限り、特に「これをやれ」「あれはするな」という指図はしないつもりです。


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